《Naos tou Olimpiou Dios/Ναός του Ολυμπιου Διός》ギリシャの首都アテネの中心部にある古代ローマ時代の神殿跡。アマリアス大通りの南端に位置する。ギリシャ神話の最高神ゼウスを祭る。紀元前6世紀にアテネの僭主 (せんしゅ) ペイシストラトスにより着工されたが、失脚などの理由で工事はたびたび中断し、2世紀のローマ皇帝ハドリアヌスの時代に完成。建造当初は104本のコリント式の柱があったが、現在はそのうち15本が残っている。付近には同時期に建てられたハドリアヌスの門がある。