ドーハラウンド【Doha round】
WTO(世界貿易機関)による多角的貿易自由化交渉。1994年のウルグアイラウンド合意成立後、2001年にドーハで開催されたWTO第4回閣僚会議で開始が決定。正式名称は「ドーハ開発アジェンダ(DDA:Doha Development Agenda)」。新ラウンド。ドーハ開発ラウンド。 [補説]交渉分野は、農業・非農産品の関税引き下げ、サービス貿易の自由化、アンチダンピング・補助金協定から、途上国の開発促進や環境関連物品・サービスの自由化まで多岐にわたる。そのため、新興途上国と先進国、輸出国と輸入国など、交渉分野によって各国が複雑に対立し、交渉は難航・長期化している。
ドーハのひげき【ドーハの悲劇】
カタールのドーハで1993年10月28日に行われたサッカーのワールドカップ(W杯)米国大会アジア地区最終予選で、本大会への初出場をかけて最終戦に臨んだ日本代表チームが後半ロスタイムに失点し、予選敗退に終わったことを指すことば。→ジョホールバルの歓喜 [補説]対戦相手はイラク代表。日本代表はリーグ首位で最終戦を迎え、勝てば他チームの試合結果にかかわらず、翌年開催される本大会に出場できた。後半45分を経過した時点で日本代表は2対1でリードしていたが、試合終了直前のロスタイムに同点となるゴールを決められた。日本は得失点差で3位に転落し、本大会への出場権を逃す結果となった。
ドーハかいはつアジェンダ【ドーハ開発アジェンダ】
《Doha Development Agenda》「ドーハラウンド」の正式名称。