他し／異し（あだし）とは？意味・読み方・使い方

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あだし【^▽他し／^▽異し】
の解説

［語素］《「あたし」とも》名詞の上に付いて、他の、よその、違っている、の意を表す。

「逢ひがたき君に逢へる夜ほととぎす—時ゆは今こそ鳴かめ」〈万・一九四七〉

[補説]一説に、シク活用形容詞ともされるが、「あだしく」「あだしき」などの確例はなく、「あだし妻」「あだし国人」など、他の名詞と合して用いられる。

出典：デジタル大辞泉（小学館）

他しの前後の言葉

他しの例文(4)

出典：青空文庫

･･･日はわけて蒼白く目は異しく光りて昨夜の眠り足らぬがごとし。　門を･･･国木田独歩「わかれ」
･･･価に私自身の理解と相異したものがあるのを感じたことがあったが、今･･･宮本百合子「作家への課題」
･･･の詩の言葉とは何と相異しながら、女性としての感覚においては同じ本･･･宮本百合子「『静かなる愛』と『諸国の天女』」

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