《「かみ」の音変化。「かむ」とも表記する》「かみ(上)」に同じ。

「―つ宮」〈用明紀〉

横笛の指孔の一。6指孔の笛では1番先端に近い穴、7指孔の笛では先端から2番目の穴。

《「欠」の字音「けん」の音変化》目方・分量などが減っていること。また、その減った量。

「目を懸けしに、思ひの外に―のたつこと」〈浮・永代蔵・二〉

刊行。出版。「隔月刊」「一九八〇年五月刊」

邦楽で、高い音域の音。また、調子の高い音。⇔乙 (おつ) 

よこしまで悪賢いこと。また、その人。

「―を禁じ乱を遏 (とど) むるの用多くして」〈中村訳・西国立志編

《khanの音写》「ハン」に同じ。

(英)canまたは(オランダ)kanから。「缶」「罐」「鑵」は当て字》

  1. 金属の薄い板で作った容器。特に、ブリキ製のものをいう。「石油―」

  1. 缶詰」の略。「鮭 (さけ) ―」

  1. 穴。くぼみ。

    1. 「―の火っ気が、快い温みを漂わせていた」〈芥川・将軍〉

  1. 易の八卦 (はっけ) の一。で表す。水にかたどり、方位では北に配する。

  1. 肝臓。きも。〈日葡

  1. 《昔、魂の宿るところとされたところから》心。まごころ。

    1. 「―ヲクダク」〈日葡

  1. 国の政務を執行する機関。朝廷・政府など。役所。おおやけ。

    1. 「―も商売上手やが」〈上司・太政官〉

  1. 役所における職務・地位。また、それをつかさどる人。役人。官吏。「官に就く」「官を辞す」

  1. 太政官 (だいじょうかん) 」の略。

かみ(長官)」の音変化。

「大将も―の君もみなおり給ひて」〈・若菜上〉

[名]かんむり。
[ト・タル][文][形動タリ]最もすぐれているさま。首位に立つさま。「世界に冠たる誉れ」
[名]
  1. 巻物。巻物にした書物。巻子本 (かんすぼん) 。「巻を開く」

  1. 書物。書籍。

  1. 何冊か合わせてひとまとまりとなる書籍の、その一つ一つ。

[接尾]助数詞。
  1. 書籍の冊数をかぞえるのに用いる。「全3巻の書物」

  1. 巻物やテープ、フィルムなどの数をかぞえるのに用いる。「巻物3巻」「フィルム5巻」

  1. 疳の虫によって起こるとされる、小児の神経症。夜泣きひきつけなどの発作を起こす病気。

  1. 癇 (かん) 2」に同じ。「疳が高ぶる」

  1. 物事の意味やよしあしを直感的に感じとり、判断する能力。「勘が働く」

  1. 古文書で、内容の了解を示す符号や点。

苦しみ。悩み。わずらい。

「夫親の苦は婦子の―と為り」〈福沢文明論之概略

[名]
  1. 尺貫法の重さの単位。1貫は1000匁 (もんめ) 、すなわち3.75キロで、明治24年(1891)から昭和33年(1958)まで商取引で用いられた。

  1. 銭貨を数える単位。1貫は銭1000文。江戸時代、実際には960文が1貫とされ、明治時代には俗に10銭を1貫とも称した。貫文 (かんもん) 。

  1. 律令制で、戸籍に記載されること。また、その土地。本貫。

  1. 中世、土地面積の表示に用いた単位。一定の広さではなく、租税となる米の収獲高を銭に換算して表したもの。

[接尾]かん
  1. 寒いこと。冬の寒さ。「海辺に寒を避ける」⇔

  1. 二十四節気小寒大寒の時期。暦の上で寒の入りから立春までの間。1月6日ごろから2月4日ごろまでの約30日間。「寒が明ける」 冬》

死者を葬るときに遺体を納める容器。ひつぎ。

  1. まごころ。また、親しい交わり。

  1. 法律文や規約などの条項。箇条書き。

  1. 予算決算の費目の区分の一。部・款・項・目・節の順となる。

  1. 金石などに文字をくぼめて刻むこと。また、その文字。→款識 (かんし) 

稲・竹などの、中空になっている茎。

[名]
  1. 物と物、場所と場所とを隔てる空間的な広がり。また、その距離。「天地の間」「その間約八キロ」「目睫 (もくしょう) の間に迫る」

  1. ある時点とある時点とのあいだ。あるひと続きの時間。「その間の事情はわからない」「ボールが外野を転々とする間に」

  1. すきま。間隙 (かんげき) 。「多忙の間を縫って出席する」「間に乗じる」

  1. 心の隔たり。「間を生じる」

[接尾]名詞に付いて、ある物事・時間・場所と他の物事・時間・場所とのあいだ、人と人との関係などの意を表す。「五日間」「東京、大阪間」「学校間の連絡」「夫婦間のもめごと」
  1. 深く心が動くこと。感動。「感に入る」

  1. 物事に接して生ずる心の動き。感じ。「今さらの感は否めない」「隔世の感」「親近感」

  1. その物事の様子。「安定感」「重厚感」

[補説]23は俗に、「やった感」「まったり感」「透 (す) け感」など、名詞以外の下に付いて用いられることもある。
中国古代の王朝。前202年、高祖劉邦 (りゅうほう) が建国。長安を都とする前漢(西漢)と洛陽を都とする後漢(東漢)とに分かれる。両者の間に、王莽 (おうもう) が建国したによる中断がある。220年滅亡。
中国本土や中国の異称。また、漢人・漢字・漢文など中国に関する事物をさす。

すね。すねの骨。

[名]内部がからで筒状のもの。くだ。「ガスの管」
[接尾]助数詞。笛・筆など、くだ状の物を数えるのに用いる。「一管 (いっかん) の笛」
  1. 出入りを取り締まる所。関所 (せきしょ) 。せき。

  1. 経穴 (けいけつ) の一。へその近くにある。関元 (かんげん) 。

よろこび。

とじること。特に、手紙・書類などの封じ目。また、そこに書く文字。

酒を器に入れて適度に温めること。また、その加減。「燗をつける」「燗をみる」「熱 (あつ) 燗」

  1. 大きな建物。「万博のアメリカ館」

  1. 図書館・博物館など、「館」と名のつく建物・施設。「館の運営」「館の財産」

  1. 円くめぐって終わりのない形。輪。

  1. 数学で、任意の元の間に二つの演算(加法・乗法)が定義され、加法について交換法則が、乗法について結合法則が、加法・乗法について分配法則が成り立つときの集合。

  1. 原子が環状に結合した構造。この構造を分子内にもつ化合物を環式化合物という。

  1. ひきつけなどを起こす病気。

  1. ちょっとしたことにも興奮し、いらいらする性質・気持ち。疳 (かん) 。「癇が強い」

  1. 外から見たようすや感じ。外見。「別人の観がある」

  1. 仏語。真理を観じること。物事を細心に分別して観察し、道理を悟ること。

中国、戦国時代の国。戦国七雄の一。晋 (しん) に仕えていた韓氏が、氏・氏とともに晋を滅ぼし、領土を3分。前403年に諸侯に列せられて、現在の山西省南東部から河南省中部を領有。都は、平陽から宜陽 (ぎよう) 、のち鄭 (てい) 。前230年、秦 (しん) に滅ぼされた。
李氏朝鮮が1897年から1910年まで用いた国号「大韓帝国」の略称。大韓。
大韓民国」の略。

唐音

  1. 肉や野菜を汁を多くして煮たもの。あつもの。〈文明本節用集〉

  1. 雑煮。

    1. 「正月の祝に、晴れなる座敷へ―を据ゆるに」〈咄・醒睡笑・六〉

  1. 餅菓子 (もちがし) 。

    1. 「『常に食べぬ物でござあった』『それならば―の類であらう』」〈虎明狂・文蔵

戦闘用の船。

  1. 机・たんすなどの引き出しにつける金属製の取っ手。

  1. 切れ目の入った鉄の輪で、茶釜の両耳に差し入れて釜の上げ下ろしに用いるもの。

  1. 紋所の名。1の形を図案化したもの。鐶桐 (かんぎり) ・鐶雀 (かんすずめ) ・四つ鐶菱 (かんびし) などがある。

古代中国の青銅器の一。春秋時代に盛行した。深鉢状をした大型のたらいの一種で、一対ないし二対の耳 (じ) (取っ手)がつく。沐浴 (もくよく) などに使用。

(中国語)》マージャンで、同じ牌 (パイ) 4個の組み合わせをつくること。

[名・形動]暇なこと。また、落ち着いてのどかなさま。「忙中閑あり」
  • 「やさしき鳩、―なる鳩」〈露伴・露団々〉
[形動][文][ナリ]扱いが緩やかなさま。「寛に過ぎる処置」
[形動][文][ナリ]物事の進行がゆったりしているさま。
  • 「或いは急に、或いは―に遠慮なく駆け廻る」〈緑雨・油地獄〉

[名・形動]

  1. 手軽なこと。また、そのさま。

  1. 中国で、紙の発明以前に、文字を記した竹や木の札。転じて、書簡。

[接尾]助数詞。さおの数をかぞえるのに用いる。「一竿の旗竿 (はたざお) 」
[語素]「かみ(神)」が名詞、動詞の上に付いて、複合語を作るときの語形。古く、「かむ…」と表記されたものが、中世以降「かん…」と発音・表記されたものと、「かみ…」が撥音化して「かん…」となったものとがあって、その区別はつけにくい。「神主」「神さびる」「神さる」

こう

終わること。小説や映画などの終わりに用いる。「第一部、完」

[接尾]助数詞。握り鮨 (ずし) の数を数えるのに用いる。鮨一つが一かん。
[補説]「貫」と当てて書くこともある。

出典:gooニュース

出典:青空文庫