ペキンかんわ【北京官話】
中国の清時代における公用標準語の一。
ペキンげんじん【北京原人】
中国北京郊外、周口店の石灰岩洞穴から発見された化石人類。更新世中期、50万〜20万年前の生息と推定される。原始的な石器を用い、火を使った。ホモエレクトゥス‐ペキネンシス。旧称、シナントロプスペキネンシス。
ペキンじょうやく【北京条約】
1860年、アロー戦争の結果、イギリス・フランスと清国との間で結ばれた条約。天津の開港、賠償金の支払い、イギリスへの九竜割譲などを定めた。 1860年、ロシアと清国との間で結ばれた条約。沿海州をロシアに譲ることを定めた。 1898年、三国干渉の結果、ロシアと清国との間で結ばれた条約。ロシアの旅順・大連租借および東清鉄道建設を定めた。
ペキンだいがく【北京大学】
中国の首都、北京にある国立総合大学。清朝末の1898年に京師大学堂として創設。1912年には北京大学校と改称し、中国近代化運動の中心となる。1952年、中華人民共和国政府の大学再編成により文理系の総合大学となった。隣接する清華大学とともに同国のエリートを多く輩出する。
ペキンダック【北京ダック】
1 アヒルの一品種。中国で作り出され、大形で全身白い。肉用種。 2 ⇒カオヤーツ
ペキンりょうり【北京料理】
中国の北京を中心に発達した料理。味付けは濃く、強火での炒め物や揚げ物が多い。北京ダック・水餃子 (すいギョーザ) など。→中国料理
ペキンコンセンサス【北京コンセンサス】
急速な経済発展を遂げる中国の権威主義的市場経済主義モデルを表す言葉。支援対象国に民主化や自由化などを求めないことから、体制改革に積極的ではないアフリカ・中東諸国などに受け入れられている。→ワシントンコンセンサス