とみおかし【富岡市】
⇒富岡
とみおかせいしじょう【富岡製糸場】
明治前期の官営模範製糸工場。明治5年(1872)群馬県富岡に設立。フランスより機械と技術を導入、近代的熟練工を養成した。明治26年(1893)より民間に払い下げられ、昭和62年(1987)操業停止。繰糸所・東置繭所・西置繭所は国宝。平成26年(2014)「富岡製糸場と絹産業遺産群」の名で、田島弥平旧宅などとともに世界遺産(文化遺産)に登録された。
とみおかたえこ【富岡多恵子】
[1935〜2023]小説家・詩人。大阪の生まれ。本姓、菅 (すが) 。詩集「返礼」でH氏賞、「物語の明くる日」で室生犀星詩人賞受賞ののち、小説に転じる。「立切れ」で川端康成文学賞受賞。他に「植物祭」「冥途の家族」「ひべるにあ島紀行」など。
とみおかてっさい【富岡鉄斎】
[1837〜1924]日本画家。京都の生まれ。名は猷輔、のち百錬。国学・儒学を修め、幕末は勤皇学者として国事に奔走。維新後は絵画に専念。南画・明清 (みんしん) 画・大和絵などを研究。水墨画に独自の画境をひらく。作「不尽山頂全図」「蓬莱仙境図」など。