いけだだいご【池田大伍】
[1885〜1942]劇作家。東京の生まれ。本名、銀次郎。文芸協会などの演劇活動に力を注ぎ、多くの戯曲を書いた。作「名月八幡祭」「西郷と豚姫」など。
いけだつねお【池田恒雄】
[1911〜2002]出版経営者。新潟の生まれ。早大在学中から雑誌「野球界」の編集に携わり、編集長を経て、昭和21年(1946)「ベースボール・マガジン」を創刊。ソ連に野球を紹介するなど、国際交流にも尽力した。
いけだてるまさ【池田輝政】
[1565〜1613]安土桃山時代から江戸初期にかけての武将。初め織田信長に、のち豊臣秀吉に仕えた。関ヶ原の戦いでは徳川家康に従って功をあげ、播磨 (はりま) を領して姫路城を築いた。
いけだはやと【池田勇人】
[1899〜1965]政治家。広島の生まれ。大蔵官僚を経て政界入り。第三次吉田茂内閣の蔵相。昭和35年(1960)岸内閣のあとをうけて組閣。国民所得倍増計画を実施、高度経済成長政策を推進した。→佐藤栄作
いけだますお【池田満寿夫】
[1934〜1997]版画家・小説家。満州の生まれ。瑛九 (えいきゅう) の助言で銅版画をはじめ、パリ青年ビエンナーレ展で優秀賞、ベネチアビエンナーレ展で版画大賞など多くの賞を受賞。小説「エーゲ海に捧ぐ」で芥川賞受賞。映画や陶芸でも活躍した。
いけだみつまさ【池田光政】
[1609〜1682]備前岡山藩主。輝政の孫。藩政改革に熊沢蕃山 (くまざわばんざん) を登用。閑谷黌 (しずたにこう) を創建。儒教を重んじ、新田開発・殖産興業に努めた。
いけだゆたか【池田豊】
[1893〜1952]プロ野球監督・審判員。東京の生まれ。東京六大学野球の審判員を務めたのち、昭和11年(1936)職業野球の発足とともに名古屋軍(中日の前身)の初代監督に就任。翌年から同23年まで、プロ野球の名審判員として信頼を集めた。
いけだようそん【池田遥邨】
[1895〜1988]日本画家。岡山の生まれ。本名、昇一。滋味と飄逸 (ひょういつ) 味のある画風で知られる。文化勲章受章。
いけだりよこ【池田理代子】
[1947〜 ]漫画家。大阪の生まれ。西洋史の造詣 (ぞうけい) を生かした歴史長編「ベルサイユのばら」が大ヒット作となり、映像化・舞台化もされ一世を風靡 (ふうび) した。のちに声楽を学び、クラシック歌手としても活躍。他に「女帝エカテリーナ」「オルフェウスの窓」など。
いけだは【池田派】
自由民主党の派閥の一。宏池 (こうち) 会の昭和32年(1957)から昭和40年(1965)における通称。池田勇人が旗揚げした。→前尾派