神経に障る
不愉快な気持ちを刺激する。腹立たしく思う。「—・る言い方をする」
神経を尖らせる
手抜かりのないように、各方面に注意を行き届かせる。また、必要以上に気をつかう。「警護に—・せる」
しんけいか【神経科】
神経系の疾患を扱う医療の一分科。また、精神科をさすこともある。
しんけいか【神経家】
神経過敏な人。神経質な人。「非常な—で、潔癖が嵩 (こう) じて一種の痼疾 (こしつ) のようになっていたが」〈藤村・家〉
しんけいかびん【神経過敏】
[名・形動]少しの刺激にも敏感に反応すること。また、そのさま。「食品の安全性に—になる」「—な男」
しんけいかん【神経管】
脊椎動物および原索動物の発生初期に、脊索の背側に神経板から形成される管状体。のちに中枢神経系および目・耳などが形成される。髄管。
しんけいけい【神経系】
動物体内において、刺激に対して各器官を統一的、有機的に働かせる神経の系統。脳・脊髄の中枢神経系と、運動神経・感覚神経(知覚神経)・分泌神経・自律神経などの末梢神経系からなる。
しんけいげん【神経元】
⇒神経線維
しんけいこうさいぼう【神経膠細胞】
脳・脊髄の神経細胞の間を埋めて結合・支持の役をし、毛細血管との間を結んで栄養供給や物質代謝に関与する細胞。グリア細胞。膠細胞。
しんけいさいぼう【神経細胞】
神経系を構成する最も基本的な機能的単位。細胞体・樹状突起・軸索(神経線維)から成る。シナプスを介して他の神経細胞と連結し、情報を伝達する。ニューロン。神経単位。神経元。