ことばつき【言葉付き】
話すときの、言葉の調子。物の言い方。「落ち着いた—」
ことばづけ【詞付け】
連歌・連句の付合 (つけあい) 手法の一。前句の中の言葉・物に縁のあるものをもって次の句を付ける方法。→心付 (こころづ) け →物付け →寄合 (よりあい)
ことばづめ【言葉詰め】
返答ができないほどに問いつめること。「さあ御契約は何と何とと—」〈浄・関八州繋馬〉
ことばてん【言葉典/辞典】
「辞典 (じてん) 」に同じ。「事典 (じてん) 」「字典 (じてん) 」と区別して呼ぶのに用いる語。→事典 (ことてん) →文字典 (もじてん)
ことばとがめ【言葉咎め】
相手の言葉じりをとらえてとがめること。「よう—をする。好かねえよう」〈滑・浮世風呂・二〉
ことばのあや【言葉の綾】
微妙な意味あいを表したり、事のついでに付け加えたりする、巧みな言葉の言い回し。「—でそう言ったまでだ」
ことばのいずみ【言葉の泉】
言葉が次から次へと限りなく出てくることを泉にたとえた語。「—も浅くなりにければ」〈栄花・駒競べの行幸〉 [補説]書名別項。→ことばの泉
ことばのうみ【言葉の海】
言葉の数が多く、広大であることを海にたとえていう語。
ことばのさき【言葉の先】
言い出し、または、言い続けようとする言葉の出はな。「相手の言わんとした—を取る」
ことばのすえ【言葉の末】
口走ったちょっとした言葉。言葉じり。「常世が—、まことか偽りか知らんためなり」〈謡・鉢木〉