身上（しんしょう）とは？意味・読み方・使い方

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しん‐しょう〔‐シヤウ〕【身上】
の解説

１身の上。一身上のこと。しんじょう。

２財産。資産。身代 (しんだい) 。また、家の経済状態。暮らし向き。「—をこしらえる」「—をつぶす」

３給金。芝居関係者の間で用いられた語。
1. 「身分だの—だのは…売出しの花形には及ばないまでも」〈万太郎・春泥〉

４「しんじょう（身上）2」に同じ。
1. 「成るほど此話しを聞かして下さらぬが旦那様の—で」〈一葉・この子〉

５身分。地位。家柄。
1. 「足軽大将から下の—の人のなさるべき儀なり」〈甲陽軍鑑・四〇〉

６身の上に降りかかる災い。一大事。
1. 「羽織へ染 (しみ) でもつけてみろ、—だあ」〈滑・七偏人・二〉

出典：デジタル大辞泉（小学館）

身上の前後の言葉

身上の例文(27)

出典：青空文庫

･･･行った帰りに、ふと「身上判断、玄象道人」と云う旗が、ある格子戸造･･･芥川竜之介「奇怪な再会」
･･･のにお蔵前の札差しの身上をすっかり費やしてしまったらしい。僕はこ･･･芥川竜之介「追憶」
･･･親ゆずりの玄米問屋の身上をすってしまい、器用貧乏と、持ったが病の･･･芥川竜之介「老年」

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