かしらがき【頭書(き)】
1 書物の本文の上欄に、注釈・批評などを書き記すこと。また、その注記。頭注。標注。とうしょ。 2 脚本で、台詞 (せりふ) の上に書いてある、その台詞を述べる役の名。
かしらじ【頭字】
1 語句・文章・人名などの、初めの文字。 2 「頭文字 (かしらもじ) 1」に同じ。
かしらだか【頭高】
[名]ホオジロ科の鳥。全長約15センチ。背は栗色で、腹は白い。春に雄は頭頂部とほおが黒くなる。頭の羽毛を立てる習性がある。アジア東部に分布し、日本では冬鳥で、畑や雑木林でみられる。たすずめ。かしら。《季 秋》 [名・形動ナリ]矢が肩越しに高く見えるように箙 (えびら) を負うこと。また、そのさま。「大中黒の矢—に負ひなし」〈義経記・五〉
かしらつき【頭付き】
1 「尾頭 (おかしら) 付き」に同じ。「毎夜下物 (さかな) は—にし酒は灘にし」〈露伴・いさなとり〉 2 頭の格好。髪の形。頭髪の生え際のようす。「—をかしげにて」〈かげろふ・下〉
かしらぬき【頭貫】
柱の上部を連結する貫。柱貫。
かしらのゆき【頭の雪】
年をとって白くなった髪を雪にたとえていう語。「頭の霜」ともたとえる。「春の日の光にあたる我なれど—となるぞわびしき」〈古今・春上〉
かしらぶん【頭分】
集団の中で指導的な立場にある人。親分。首領。
かしらもじ【頭文字】
1 欧文で、姓名のつづりの最初の文字。かしら字。イニシャル。 2 欧文で、文章の始まりや地名・姓氏などの固有名詞の最初に使う大形の字体。キャピタル。大文字。
かしらやく【頭役】
人の上に立つ役。長 (ちょう) 。