《Global Protection Against Limited Strikes》限定的な弾道ミサイル攻撃に対する地球規模の防衛構想。米国のブッシュ大統領が1991年1月の年頭教書で発表した。レーガン政権下で計画していたSDI(戦略防衛構想)を改め、東西冷戦終結に対応して、旧ソ連の偶発的攻撃や第三世界のミサイル攻撃など限定的攻撃に対する防御に重点を置いた。しかし、後を継いだクリントン大統領はGPALSに代えてTMD(戦域ミサイル防衛)構想を提唱、その後、新たにNMD(本土ミサイル防衛)構想を打ち出した。