出典:gooニュース
NYの視点:米5月PPIも伸び鈍化、ただQ1より高い水準で懸念も存続、PCEでさらに確認へ
一方、5月PPIで伸び鈍化が見られたが、1月―3月期に比べ依然高い水準を維持している。このため、市場参加者の中でもインフレ鈍化基調に依然懐疑的見方も根強い。予想通りにPCEコア価格指数に改善が見られれば、利下げ観測がさらに強まることになる。
NY為替:米PPIも予想下振れも仏政局不透明感でドルは底堅く推移
米5月生産者物価指数(PPI)が予想以上に伸びが鈍化したほか、米先週分新規失業保険申請件数が予想外に増加し労働市場の減少が示されたため年内の利下げ観測が強まりドル売りに拍車がかかった。その後、対ユーロ絡みのドル買いが強まったが、好調な30年債入札結果を受けて長期金利が一段と低下したためドルの上値も抑制された。
【市場反応】米PPIが予想外のマイナス、新規失業保険申請件数も増加、利下げ観測にドル売り
米労働省が発表した5月生産者物価指数(PPI)は前月比-0.2%と、4月+0.5%から予想外に3月来のマイナスに落ち込んだ。昨年10月来で最低の伸び。ガソリン価格の下落が指数を押し下げた。前年比では+2.2%。伸びは4月から拡大予想に反し縮小した。4月分は+2.3%と、+2.2%から上方修正された。エネルギーや食品を除いたコア指数は前月比0%と、伸びは4月+0.5%から予想以上に縮小。
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