《terminal high altitude area defense》米軍が運用する弾道ミサイル迎撃システム。戦域ミサイル防衛(TMD)の主要な構成要素の一つ。ミサイルが大気圏に再突入して着弾するまでの間(ターミナル段階)に、地上に配備した移動式ランチャーから迎撃ミサイルを発射し撃墜する。PAC-3よりも射程が広く、上空150キロメートルの高高度での迎撃が可能。以前は、「戦域高高度地域防衛」(theatre high altitude area defence)と呼ばれていた。ターミナル段階高高度地域防衛。終末段階高高度地域防衛。
[補説]弾道ミサイルの飛翔過程は、発射直後でロケットエンジンが
燃焼している「ブースト
段階」、宇宙空間を慣性飛行する「ミッドコース
段階」、大気圏に再突入して
目標に
着弾するまでの「ターミナル
段階」の3つに
区分される。