あい‐きゅう【哀求】
[名](スル)事情を述べ、相手の同情に訴えて願い求めること。「『そんなら何か食物を売ってくれないか、銭はあるが…』と僕は—した」〈蘆花・思出の記〉
あい‐ぎん【間銀】
手数料。周旋料。口銭(こうせん)。間銭(あいせん)。「毎年の暮れに借入(かしい)れの肝煎(きもい)りして、この—を取り」〈浮・胸算用・四〉
あいたいすまし‐れい【相対済令】
江戸中期、享保の改革で発布された法令の一。金銭貸借の訴訟は当事者間で解決させることとしたもの。
あい‐やく【藍役】
中世以降、藍の栽培農民に課せられた税。その銭納を藍代(あいしろ)とよぶ。
あお‐ざし【青緡/青繦/青差】
青く染めた麻縄の銭差(ぜにさし)。また、それに差した銭。江戸時代、特に公儀から下賜するときに用いた。
悪銭
ill-gotten money [《文》 gain(s)]悪銭身に付かず((諺)) Ill got, soon spent.
悪名
〔悪い評判〕a bad reputation [name];〔悪名高いこと〕notoriety [nòutəráiəti]悪名高い賭博師a notorious gambler彼は守銭奴という悪名...
暖まる
I〔暖かくなる〕get [grow/become] warmer; warm up日が射し込んで部屋がだんだん暖まってきたWith the sun shining in, the room gr...
穴埋め
I〔穴を埋めること〕穴埋め(を)する fill a hole道路の穴埋め工事をするfill potholesII〔金銭的な不足を補うこと〕covering a deficit;〔欠員を補うこと〕...
泡
⇒あわ(泡)泡銭unearned [easy] money;《米口》 ((make)) a quick buck
かんじょうずく【勘定ずく】
[共通する意味] ★損得を考えて行動すること。[英] with calculation(計算ずくで)[使い方]〔計算ずく〕▽何事も計算ずくでやる男だ▽批判が出るのも計算ずくだ〔勘定ずく〕▽商売柄...
さいふ【財布】
[共通する意味] ★金銭を入れて持ち歩く布や革などで作った小形の袋。[英] a purse; a wallet[使い方]〔財布〕▽ワニ革の財布▽雑踏で財布をすられる〔蟇口〕▽がま口から小銭を取り...
がまぐち【蟇口】
[共通する意味] ★金銭を入れて持ち歩く布や革などで作った小形の袋。[英] a purse; a wallet[使い方]〔財布〕▽ワニ革の財布▽雑踏で財布をすられる〔蟇口〕▽がま口から小銭を取り...
そろばんずく
[共通する意味] ★損得を考えて行動すること。[英] with calculation(計算ずくで)[使い方]〔計算ずく〕▽何事も計算ずくでやる男だ▽批判が出るのも計算ずくだ〔勘定ずく〕▽商売柄...
せんとう【銭湯】
[共通する意味] ★料金をとって、入浴させる場所。[英] a bathhouse[使い方]〔銭湯〕▽銭湯に行く▽銭湯を利用する〔風呂屋〕▽近くの風呂屋に行く〔浴場〕▽駅前の浴場に入る▽公衆浴場[...
いちもんはんせん【一文半銭】
ごくわずかの金銭のたとえ。▽「文」「銭」は昔の小銭の単位。「半銭」は「きなか」と読むことがある。「少しの金も…しない」という意で、金惜しみするときに用いられることが多い。
いっしはんせん【一紙半銭】
一枚の紙と半文はんもんの銭ぜに。ごくわずかなもののたとえ。また、ごくわずかの金銭のたとえ。仏家では寄進の額が少ないことにいう。
ぞくしゅうふんぷん【俗臭芬芬】
俗っぽく下品であること。世俗にまみれていること。金銭欲や名誉欲が強く、それを隠そうともしないこと。
みょうもんりよう【名聞利養】
世間の名声を得たいという欲望と、財産を蓄えたいという欲望。▽仏教語。「名聞」は世俗の評判、「利養」は財産を作り、生活を豊かにすること。仏教の五欲(財欲・色欲・飲食欲・名誉欲・睡眠欲)のうちの二つ。
むりさんだん【無理算段】
苦しいやりくりをして、物事や金銭の都合をつけること。▽「無理」は困難を承知で強引に物事を行うこと。「算段」は方法を工夫すること。特に金銭の場合に用いる。
あおと‐ふじつな【青砥藤綱】
鎌倉中期の武士。上総(かずさ)の人。北条時頼に仕え、評定頭となる。鎌倉滑川(なめりかわ)に落とした銭10文を50文を使って捜させたという逸話がある。生没年未詳。
くつき‐まさつな【朽木昌綱】
[1750〜1802]江戸中期の大名。丹波福知山藩主。蘭学・茶道を学び、古銭研究家として知られる。著「新撰銭譜」「西洋銭譜」など。
くろしま‐でんじ【黒島伝治】
[1898〜1943]小説家。香川の生まれ。シベリア出兵の体験に基づく反戦小説や農民小説を発表、プロレタリア作家として認められた。著「二銭銅貨」「豚群」「渦巻ける烏の群」。
こうしょう【洪昇】
[1645〜1704]中国、清初の劇作家。銭塘(せんとう)(浙江(せっこう)省)の人。字(あざな)は昉思(ほうし)。号、稗畦(はいけい)。唐の玄宗と楊貴妃(ようきひ)の物語に取材した「長生殿」は...
モリエール【Molière】
[1622〜1673]フランスの劇作家・俳優。本名、ジャン=バティスト=ポクラン(Jean-Baptiste Poquelin)。フランス古典喜劇の確立者。鋭い人間観察による風俗描写と心理展開に...