あ【亜】
日本の詩雑誌。大正13年(1924)11月、安西冬衛、北川冬彦、滝口武士らが中心となり中国の大連で創刊。短詩、新散文詩の試みなど、昭和初期の日本のモダニズム詩の発展につながる実験的作品の発表の場...
アイ‐アール‐イー【IRE】
《Investigative Reporters and Editors》米国の調査報道記者編集者会。公的調査の遅れている事件を独自に調査・分析して報道する、新聞・雑誌・放送記者および編集者の組織。
あい‐がも【間鴨/合鴨】
アヒルの一品種。マガモと青首アヒルとの雑種。肉用。なきあひる。
アイスブレーク
《icebreakerから》緊張をほぐすためのきっかけ。本題に入る前の雑談や、研修会の前に皆で行う簡単なゲームなど。アイスブレーカー。
あいとげんそうのファシズム【愛と幻想のファシズム】
村上竜の長編小説。雑誌「週刊現代」に昭和59年(1984)から昭和61年(1986)にかけて連載。昭和62年(1987)、上下2冊で刊行。世界恐慌の危機に瀕した1990年代の日本を舞台とする近未...
愛読
私は彼の小説を愛読したI loved reading [to read] his novels.彼は太宰治を愛読しているOsamu Dazai is his favorite author.この...
あいどくしゃ【愛読者】
a devoted reader;〔定期的な〕a regular reader;〔雑誌・新聞の〕a subscriber漱石の愛読者an ardent [a devoted] reader of...
合いの子
I1⇒混血児2〔動物・植物の〕a cross; a hybrid ⇒ざっしゅ(雑種)II〔どっちともつかないもの〕a crossこれは小説とエッセイの合いの子のような作品だThis work i...
扇ぐ
fan雑誌で扇ぐfan oneself with a magazine
漁る
1〔魚貝などをとる〕fish2〔捜し求める〕hunt ((for));search ((for));look for面白そうな雑誌をあさっているHe is hunting [looking] f...
そうおん【騒音】
[共通する意味] ★耳障りな音。[英] noise[使い方]〔雑音〕▽録音の最中に雑音が入る▽雑音で電話の声が聞き取りにくい〔騒音〕▽暴走族の騒音に悩まされる▽騒音公害〔ノイズ〕▽ノイズをカット...
ざつおん【雑音】
[共通する意味] ★耳障りな音。[英] noise[使い方]〔雑音〕▽録音の最中に雑音が入る▽雑音で電話の声が聞き取りにくい〔騒音〕▽暴走族の騒音に悩まされる▽騒音公害〔ノイズ〕▽ノイズをカット...
ノイズ
[共通する意味] ★耳障りな音。[英] noise[使い方]〔雑音〕▽録音の最中に雑音が入る▽雑音で電話の声が聞き取りにくい〔騒音〕▽暴走族の騒音に悩まされる▽騒音公害〔ノイズ〕▽ノイズをカット...
ざっか【雑貨】
[共通する意味] ★おもに家庭での日常生活に用いられる品。[英] daily necessaries[使い方]〔小間物〕▽小間物類は箱に入れて整理する〔荒物〕▽荒物をひとまとめにして物置にしまう...
あくたい【悪態】
[共通する意味] ★他人を悪く言うこと。また、その言葉。[英] abuse; slander[使い方]〔悪口〕(わるくち)▽友人の悪口を言う▽悪口に怒る〔悪態〕▽悪態をつく▽悪態を浴びせる〔陰口...
うぞうむぞう【有象無象】
数は多いが、種々雑多なくだらない人や物。ろくでもない連中のこと。多くの人々を卑しめていう。また、形があるものも、ないものもすべて。有形無形のすべて。▽もと仏教語。「象」はかたちの意。
うよきょくせつ【紆余曲折】
道や川などが曲がりくねること。また、種々込み入っていて複雑なこと。事情が込み入っていて解決に手間どること。▽「紆余」は道などがくねり曲がるさま。「曲折」は折れ曲がること。転じて、込み入った事情。
けんまこくげき【肩摩轂撃】
人や車馬の往来が激しく、混雑しているさま。都会の雑踏の形容。人の肩と肩が触れ合い、車のこしきとこしきがぶつかり合うほど混雑している意から。▽「肩摩」は肩と肩が触れ合うこと。「轂」は車のこしき。車輪の中央部で車軸を通して回転するところ。「轂撃」は轂と轂がぶつかり合うこと。「轂撃肩摩こくげきけんま」ともいう。
はいばんろうぜき【杯盤狼藉】
酒宴で、あたり一面に杯や皿が散らかっていること。また、宴会の乱れたありさま。▽「杯盤」は、ここでは杯と皿のこと。「狼藉」は物が散乱すること。狼おおかみは下草を踏み荒らして寝る習性があることから。
ばんこんさくせつ【盤根錯節】
物事が複雑に入り組んで、解決しがたいことのたとえ。また、ある勢力がはびこって取り除きがたいたとえ。▽「盤根」は曲がりくねった木の根。「錯節」は入り組んだ木の節ふしの意。「盤」は「槃」とも書く。
さとう‐ぎりょう【佐藤義亮】
[1878〜1951]出版人。秋田の生まれ。明治29年(1896)新声社を設立、雑誌「新声」を刊行するも破綻(はたん)。明治37年(1904)に新潮社を創立し、文芸雑誌「新潮」を創刊。文芸出版社...
ちん‐どくしゅう【陳独秀】
[1879〜1942]中国の思想家・政治家。懐寧(安徽(あんき)省)の人。字(あざな)は仲甫(ちゅうほ)。1915年、上海で雑誌「青年雑誌」(翌年「新青年」と改題)を創刊し、旧文化・旧道徳を批判...
なかはら‐じゅんいち【中原淳一】
[1913〜1983]画家・服飾美術家。香川の生まれ。昭和7年(1932)少女向け雑誌の挿絵画家となり、モダンな雰囲気の美少女画で人気を博す。のち雑誌編集や服飾デザインなども手がけた。
はなもり‐やすじ【花森安治】
[1911〜1978]ジャーナリスト。兵庫の生まれ。第二次大戦中は大政翼賛会の宣伝部員。戦後、大橋鎮子と共に、生活雑誌「暮しの手帖」を創刊・編集。消費者の立場からの雑誌づくりで菊池寛賞受賞。「一...
ふるかわ‐こしょうけん【古川古松軒】
[1726〜1807]江戸中期の地理学者・蘭医。備中の人。名は正辰。諸国を旅行し、交通・風俗・物産・史跡などを調査し、「東遊雑記」「西遊雑記」などを著す。幕命で「武蔵五郡の図」などを作成。
音を聞くしくみ
耳は、外耳、中耳、内耳の3つの区域に分けられます。 外耳とは、側頭部から外にでている耳介と、耳介から鼓膜に至るまでの外耳道のことです。耳介と外耳道の一部は軟骨組織でつくられています。 耳介の下の部分(耳垂)には軟骨はなく、この部分は脂肪組織で形成されています。また、外耳道では、皮脂腺と耳垢腺から滲出した粘液で乾燥を防いだり、外部からのゴミを粘着して耳を保護しています。 中耳とは、鼓膜の奥の耳小骨と鼓室(中耳腔)をいいます。また、中耳の奥には耳管があり、咽頭につながっています。耳小骨は、ツチ骨、キヌタ骨、アブミ骨という小さな3つの骨からなり、ツチ骨とアブミ骨には筋がついています。 いちばん奥にある内耳は、蝸牛、骨半規管、前庭から形成されています。頭蓋骨のなかのこれらの骨のなかに細い管が複雑な形で納まっていることから"骨迷路"と呼ばれます。 外界から聞こえてくる音は、耳介で集められ、外耳道を通って、鼓膜まで伝わってきます。この段階では、音はまだ「空気の振動」として伝わっています。 空気の振動は鼓膜を震わせ、中耳にある耳小骨(ツチ骨、キヌタ骨、アブミ骨)でその振動を30倍以上に拡大して、内耳へ伝えます。 中耳から伝わってきた空気の振動は、内耳の蝸牛で内リンパ液の振動となり、蓋膜と有毛細胞を動かすことで刺激された有毛細胞から電気信号が発生し、その信号が脳(大脳の聴覚野)へ伝わることで、音として認識されます。
全身の「骨格」のしくみ
骨格は、各臓器を外部の衝撃から守る役割があり、保護する臓器によって骨の大きさや形、しくみも異なります。 からだの司令塔である脳を守る頭蓋骨は、"縫合"と呼ばれる複雑なつながり方で固く連結されています。 一方、心臓と肺を保護しているのは胸郭です。胸郭は胸椎(背骨の一部)、胸骨と12対の肋骨によってカゴ状に形成されており、各々の骨は関節や軟骨でつながっています。 また、からだの支柱である脊柱(背骨)は、リング状の椎骨が軟骨や靱帯でつながり、脊髄を囲み保護するとともに姿勢を保ちます。 生殖器や消化器、泌尿器を保護する骨盤は、腸骨、恥骨、坐骨からなる寛骨を中心に、腹部全体を下方から支え、体重を下肢へ伝えます。 付着する筋肉のはたらきにより、運動の支点となることも、骨格の重要な働きのひとつです。 新生児では約350個ある骨は、からだの成長とともに融合しながら、より太く強い骨へと変化していきます。そのため、成人では、約200~208個で基本的には206個の骨が骨格を形成します。 成人に比べ、乳幼児のからだが柔軟なのは、すべての骨が融合する前の、発育途中にあるためです。
ネフロンのしくみ
腎臓の主なはたらきは、血液をろ過して尿をつくることですが、その中枢ともいえるシステムが「ネフロン」です。 ネフロンとは、糸球体とボーマンのうからなる腎小体と、腎小体から続く尿細管までを一つの単位として表わす言葉です。 腎臓はネフロンの集合体であり、左右の腎臓にはそれぞれ約100万個、合計約200万個ものネフロンが存在するといわれています。 ただし、常に働いているのは、ネフロン全体の6~10%ほどです。ネフロンは交代で働くようになっており、かなりの余裕をもって機能しているといえます。 そのため、腎炎などの病気でネフロンの機能の一部が失われても、残りのネフロンによって機能はカバーされます。 ネフロンの糸球体は、毛細血管が糸玉のように丸く集まってできています。大きさは0.2mmほどで、かろうじて肉眼で見ることができます。 腎臓に流れ込んだ血液は、糸球体の毛細血管を通過する間にろ過されます。毛細血管の壁は3層構造になっており、内側から「毛細血管内皮細胞」「糸球体基底膜」「足細胞」といいます。 毛細血管内皮細胞には、直径50~100mmほどの孔がたくさん開いているため、透過性が高くなっています。糸球体基底膜は、細かな線維が絡み合っており、また、足細胞には約5~10mmの小さな孔があるため、赤血球・白血球・血小板やたんぱく質などの大きな分子は通過できません。 糸球体は、血液を段階的にろ過するシステムになっています。 糸球体でろ過された原尿は、皮質と髄質のなかを複雑に走る尿細管で再吸収されます。 尿細管は、糸球体を出て皮質から髄質に向かう「近位尿細管」「下行脚」、Uターンして皮質に向かう「上行脚」「遠位尿細管」と続きますが、ここまではほかの尿細管との分岐や合流が一切ない1本道です。 遠位尿細管の最後は集合管に合流します。 集合管では、ホルモンなどの作用を受けて、最終的な尿の成分調整が行われます。たとえば、脳下垂体から分泌されるバソプレシンというホルモンは、集合管の細胞膜に働きかけて、水を通しやすくします。結果、水が再吸収され、尿が濃縮されて濃い尿がつくられます。 こうして原尿の約1%が尿として腎杯に注がれ、腎盂を通って尿管へと運ばれます。