あおあし‐しぎ【青足鴫】
シギ科の鳥。全長約35センチ。脚が灰青色、背面が淡灰褐色で腹面が白い。ユーラシア北部で繁殖、冬はオーストラリアなどへ渡る。日本では、春・秋に河口などでみられる。
あお‐あらし【青嵐】
初夏の青葉を揺すって吹き渡るやや強い風。せいらん。《季 夏》「—定まる時や苗の色/嵐雪」
あお‐うま【青馬/白馬】
1 濃い青みを帯びた黒馬。青毛の馬。また、淡青色や淡灰色の馬。あおごま。「水鳥の鴨の羽色の—を今日見る人は限りなしといふ」〈万・四四九四〉 2 年初の節会(せちえ)の引き馬とする白馬、または葦毛...
あか‐しょうびん【赤翡翠】
カワセミ科の鳥。全長28センチくらい。全体に鮮やかな赤褐色。日本では夏鳥として渡来し、森林の渓流でみられ、サワガニ・カエルなどを食べる。冬に東南アジアへ渡る。みずこいどり。みやましょうびん。
あき‐さめ【秋雨】
秋に降る雨。しゅうう。《季 秋》「—や水底の草を踏み渡る/蕪村」
浅瀬
a shoal, shallows(▼通例複数形);〔川の〕a ford(▼歩いて,または馬で渡れる所)浅瀬に乗り上げるrun ashore/run aground浅瀬を歩いて渡るwade ac...
危ない
1〔危険な〕dangerous;〔冒険的な〕risky, hazardousこの川で泳ぐのは危ないよIt's dangerous to swim in this river.危ない遊びa dan...
あぶないはしをわたる【危ない橋を渡る】
tread on thin iceわざわざ危ない橋を渡る必要はあるまいYou need not take [run] any unnecessary risk.
行き渡る
⇒ゆきわたる(行き渡る)
石橋
a stone bridge石橋をたたいて渡るbe extremely cautious; be overcautious; never take risks
わたる【渡る】
[共通する意味] ★乗り物に乗ったり、泳いだり歩いたりして、海や川の一方の岸から他方の岸へ行く。船や航空機で他国へ行ったり、物が渡来したりするような場合にも使う。[英] to cross[使い方...
なりわたる【鳴り渡る】
[共通する意味] ★音が伝わる。[使い方]〔鳴る〕(ラ五)〔響く〕(カ五)〔鳴り響く〕(カ五)〔響き渡る〕(ラ五)〔鳴り渡る〕(ラ五)〔高鳴る〕(ラ五)〔轟く〕(カ五)[使い分け]【1】「鳴る」...
たかなる【高鳴る】
[共通する意味] ★音が伝わる。[使い方]〔鳴る〕(ラ五)〔響く〕(カ五)〔鳴り響く〕(カ五)〔響き渡る〕(ラ五)〔鳴り渡る〕(ラ五)〔高鳴る〕(ラ五)〔轟く〕(カ五)[使い分け]【1】「鳴る」...
ひびきわたる【響き渡る】
[共通する意味] ★音が伝わる。[使い方]〔鳴る〕(ラ五)〔響く〕(カ五)〔鳴り響く〕(カ五)〔響き渡る〕(ラ五)〔鳴り渡る〕(ラ五)〔高鳴る〕(ラ五)〔轟く〕(カ五)[使い分け]【1】「鳴る」...
ひびく【響く】
[共通する意味] ★音が伝わる。[使い方]〔鳴る〕(ラ五)〔響く〕(カ五)〔鳴り響く〕(カ五)〔響き渡る〕(ラ五)〔鳴り渡る〕(ラ五)〔高鳴る〕(ラ五)〔轟く〕(カ五)[使い分け]【1】「鳴る」...
あくじせんり【悪事千里】
悪い行為や評判は、またたくまに世間に知れ渡ること。▽一般には「悪事千里を行く」「悪事千里を走る」と用いる。
うんこううし【雲行雨施】
雲が空に流れ動いて雨が降り、万物をうるおして恩恵を施すこと。また、天子の恩恵が広く行き渡るたとえ。天下が太平であることのたとえ。▽「雲くも行ゆき雨あめ施ほどこす」と訓読する。
おんとろうろう【音吐朗朗】
音声が豊かではっきりしたさま。また、音声が豊かでさわやかなさま。▽「音吐」は発声・音声、また、声の出し方をいう。「朗朗」は声が高く澄んでとおるさま。
かきゅうじんそく【家給人足】
生活が豊かで満ち足りているたとえ。どの家にも衣食が十分に行き渡り、だれもが豊かに満ち足りている意から。▽「給」は行き渡る、豊かになる意。「足」は十分にある、満ち備わるの意。「家いえごとに給きゅうし人ひとごとに足たる」と訓読する。
こうふうせいげつ【光風霽月】
心がさっぱりと澄み切ってわだかまりがなく、さわやかなことの形容。日の光の中を吹き渡るさわやかな風と、雨上がりの澄み切った空の月の意から。また、世の中がよく治まっていることの形容に用いられることもある。▽「霽」は晴れる意。
アロン【Aaron】
旧約聖書に登場する人物。レビ人。モーセの兄。預言者としてモーセを助け、イスラエルの民をエジプトから解放。最初の大祭司となり、モーセとともに民を約束の地カナンへ導くが、自身はヨルダン川を渡ることな...
いしづか‐きくぞう【石塚喜久三】
[1904〜1987]小説家。北海道の生まれ。国民学校教員ののち、内モンゴルに渡る。「纏足(チャンズウ)の頃」で芥川賞受賞。戦後の作品に「花の海」「肉体の山河」など。
さくら‐そうごろう【佐倉惣五郎】
江戸前期の下総(しもうさ)佐倉領の義民。本名、木内惣五郎。印旛郡公津(こうづ)村の名主。領主の重税を将軍に直訴して処刑されたという。江戸後期、実録本・講釈などによって広く世人に知れ渡るようになっ...
ぜっかい‐ちゅうしん【絶海中津】
[1336〜1405]室町前期の臨済宗の僧。土佐の人。別号、蕉堅道人。夢窓疎石に学び、明に渡る。帰国後、足利義満に信任され、等持寺・相国寺などの住持になる。義堂周信とともに五山文学の双璧といわれ...
ほった‐よしえ【堀田善衛】
[1918〜1998]小説家。富山の生まれ。上海に渡るが、敗戦後中国国民党宣伝部に徴用される。帰国後、本格的に作家活動に入り、「広場の孤独」「漢奸(かんかん)」で芥川賞受賞。「いちばん遅くやって...