うい‐だち【初立ち】
1 幼児や鳥のひなが、初めて歩いたり飛んだりすること。「夏ばかり—すなるほととぎす巣には帰らぬ年はあらじな」〈宇津保・祭の使〉 2 久しぶりに外出すること。「内裏などにもあまり久しう参り侍らねば...
うえ【上】
[名] 1 位置関係で、基準とするものより高い方、高い所をいう。 ㋐立体的に見て、高い所。高い場所。「一段—に上る」⇔下(した)。 ㋑紙などの平面で、縦の方向で自分より遠くに離れている所。「横...
えん【艶】
[名・形動] 1 あでやかで美しいこと。なまめかしいこと。また、そのさま。「—を競う」「—な姿」 2 情趣に富むさま。美しく風情のあるさま。「月隈なくさしあがりて、空のけしきも—なるに」〈源・藤...
えん‐けん【鳶肩】
角張って、鳶(とび)の姿のような肩。あがりがた。いかりがた。
お‐うえ【御上】
1 主人の妻や目上の人の妻を敬っていう語。「いかなれば—にはかくあぢきなき御顔のみにて候ふぞやと」〈仮・是楽物語下〉 2 ㋐土間・庭に対して、畳の敷いてある部屋。座敷。「毎年お庭で舞ひまして、お...
おおみ‐あえ【大御饗】
天皇の食べる食事。おおみけ。「騰宮(あがりのみや)を作りて、—献(たてまつ)りき」〈記・中〉
お‐むかえ【御迎え】
[名](スル) 1 迎えることを丁寧にいう語。また、迎える人を敬って、その人を迎えることをいう語。「—にあがりました」「賓客を—する」 2 盂蘭盆(うらぼん)に祖先の精霊を迎えること。また、その...
かい‐しゃく【介錯】
[名](スル) 1 切腹する人のそばに付き添っていて、その人が刀を腹に突き刺すと同時に、その首を斬って死を助けてやること。また、その人。 2 付き添って世話をすること。また、その人。後見。介添え...
かみ‐ざま【上様/上方】
《古くは「かみさま」とも》 1 うえの方。⇔下様(しもざま)。「露の落つるに枝のうち動きて、人も手ふれぬに、ふと—へあがりたるも」〈枕・一三〇〉 2 上流階級の人々。身分の高い人々。⇔下様(しも...
かむ‐あが・る【神上がる】
[動ラ四]神として天に昇る。多く天皇や皇族が死ぬことにいう。かみあがる。かんあがる。「天の原岩戸を開き—・りあがりいましぬ」〈万・一六七〉