かま・し【囂し】
[形ク]やかましい。かまびすしい。 [補説]ク活用の確実な例は見いだしがたいが、連語「あなかま」の「かま」がこれの語幹とみられるところから、ク活用であったと推定される。なお、「耳かましきまでの御...
ガルバーニ‐でんち【ガルバーニ電池】
異なる種類の導体が直列につながれ、その一方がイオン伝導を担う電解質溶液であり、両端が同じ化学組成である電気化学的な系。化学エネルギーを電気エネルギーに変換して取り出す化学電池とみなせる。イタリア...
くろ‐き【黒木】
《「くろぎ」とも》 1 (古くは「赤木」に対して、のちには「白木」に対して)皮のついたままの丸太。 2 約30センチの長さに切った生木を、かまどで黒く蒸し焼きにして薪としたもの。京都の八瀬・大原...
ケージェー‐ほう【KJ法】
《KJ method》文化人類学者の川喜田二郎が考案した発想法。ブレーンストーミングなどで思いついたことや調査で得られた情報などをカードに記すことから始め、類似のカードについてグループ分けとタイ...
コグニティブ‐コンピューティング【cognitive computing】
人間のように経験を通じて学習し、情報処理をする能力を備えたコンピューターシステム。大量のデータから相関関係を見いだし、仮説を立て、推論や意思決定を行う、自然言語処理にすぐれた人工知能システムをさ...
こわ‐さき【声先】
1 言葉の端々。「—ばかりわづかに聞きしものを」〈発心集・七〉 2 謡曲で謡いだしの最初の声。「—調子に合ふこと、左右なくなし」〈花鏡〉 3 言葉の調子。〈日葡〉
こんず【濃漿】
《「こみず(濃水)」の音変化》 1 米を煮た汁。おもゆ。 2 粟やもち米などで醸造した酢。早酢(はやず)。 3 酒の異称。「天の—ともいふべきほどの酒をいだし」〈黄・栄花夢〉 4 濃い汗。大粒の...
さい‐だい【細大】
細かいことと大きなこと。細事と大事。巨細(こさい)。「時世(ときよ)時世の情態をば—となく写しいだして」〈逍遥・小説神髄〉
しぜん‐かがく【自然科学】
自然界の現象を研究する学問の総称。実験・観察・数理に支えられて、対象の記述・説明、さらには事実間の一般法則を見いだし実証しようとする経験科学。ふつう天文学・物理学・化学・地学・生物学などに分ける...
しょうし‐がお【笑止顔】
1 気の毒だと思っている顔つき。「それは笑止の御事かな、—して言ひければ」〈仮・竹斎・下〉 2 笑いだしそうな顔つき。「をかしさ堪(こら)へ笑ひを殺す—」〈浄・寿の門松〉