まつも‐むし【松藻虫】
半翅(はんし)目マツモムシ科の昆虫。体長13ミリくらい。池沼にすみ、体は背面が盛り上がって流線形をし、灰黄色に黒色紋があり、水中では微毛のため銀色に光る。後脚は長くオール状。あおむけになって泳ぎ...
的(まと)を◦射(い)る
うまく目標に当てる。転じて、うまく要点をつかむ。「—◦射た批評」 [補説]文化庁が発表した「国語に関する世論調査」で、本来の言い方とされる「的を射る」と、本来の言い方ではない「的を得る」について...
ま‐なお【真直】
[形動ナリ]正しく偽りのないさま。心のまっすぐなさま。「豊国の企救(きく)の浜辺の砂地(まなごつち)—にしあらば何か嘆かむ」〈万・一三九三〉
マヨラナ‐りゅうし【マヨラナ粒子】
電荷をもたない中性のスピン1/2の粒子のうち、反粒子が自身と同じもの。1937年にイタリアのE=マヨラナが考案したが、実験的にはまだその存在が確認されていない。現在、岐阜県の神岡鉱山跡にある実験...
マリ‐グラード【Mali grad】
《スロベニア語で小さな城の意》スロベニア中北部の都市カムニクの旧市街にある城。11世紀の創建とされ、13世紀にゴシック様式の外観をもつ礼拝堂が建造された。
みかさ‐づけ【三笠付け】
冠付(かむりづ)けの一。俳諧の選者が冠の5文字を3題出し、それぞれに七・五を付けさせ、3句一組みにして高点を競うもの。江戸時代、宝永(1704〜1711)ごろから行われた。
みがわりざぜん【身替座禅】
歌舞伎舞踊。常磐津(ときわず)・長唄。新古演劇十種の一。岡村柿紅(おかむらしこう)作詞、7世岸沢式佐・5世杵屋巳太郎(きねやみたろう)作曲。明治43年(1910)東京市村座初演。狂言「花子」を舞...
みた‐や【御田屋】
神領の田地を管理する人のいる小屋。「神奈備(かむなび)の清き—の垣内田(かきつた)の」〈万・三二二三〉
み‐むろ【御室】
1 貴人の住まい。おむろ。「しひて—にまうでて拝み奉るに」〈伊勢・八三〉 2 「御諸(みもろ)」に同じ。「神奈備(かむなび)の—の岸やくづるらむ竜田(たつた)の川の水のにごれる」〈拾遺・物名〉
みゃくし‐るい【脈翅類】
アミメカゲロウ目(脈翅目)の昆虫の総称。柔軟なかむ口をもち、触角は長く、翅(はね)は膜質で脈が多い。翅脈の端が細く分かれる扁翅(へんし)亜目のクサカゲロウ・ウスバカゲロウ・ツノトンボ、翅が幅広の...