気骨(きぼね)が折(お)・れる
あれこれ気を使って精神的に疲れる。気疲れする。「新人の教育は何かと—・れる」 [補説]「気骨」を「きこつ」と読むと、「信念を守りぬく強い意気」の意となる。したがって、「きこつがおれる」と読むのは誤り。
きょうせいちゅう【共生虫】
村上竜の小説。引きこもりの青年が、自分に宿る共生虫の生贄(いけにえ)を求めて街に出る。平成12年(2000)刊行。同年、第36回谷崎潤一郎賞受賞。
きょうりき‐こ【強力粉】
小麦粉のうち、たんぱく質やグルテンの含有量が最も高く、粘りの強いもの。食パン・マカロニなどに使用。→薄力粉(はくりきこ) →中力粉
きわ【際】
《「ぎわ」の形で、他の語と複合しても用いる》 1 あと少しで別のものになろうとするぎりぎりのところ。境目。また、物の端。「がけの—から見下ろす」「生え—」「波打ち—」 2 ある物にきわめて接近し...
ぎ‐む【義務】
1 人がそれぞれの立場に応じて当然しなければならない務め。「—を果たす」⇔権利。 2 倫理学で、人が道徳上、普遍的・必然的になすべきこと。 3 法律によって人に課せられる拘束。法的義務はつねに権...
ぎょう【業】
1 なすべきこと。仕事。わざ。「畢生(ひっせい)の—」 2 暮らしの手だて。生業。職業。「家の—を継ぐ」「菓子の販売を—とする」 3 学問。技芸。「—を修める」 4 「実業界」「業界人」の略。「...
ぎょう‐はく【澆薄】
[名・形動]道徳が衰えて人情のきわめて薄いこと。また、そのさま。「人情の—に流るるをいと嘆かわしきことに思いて」〈逍遥・小説神髄〉
ぎょう‐めい【驍名】
強く勇ましいという評判。武勇のきこえ。「—を馳(は)せた武芸者」
義(ぎ)を見(み)てせざるは勇(ゆう)無(な)きなり
《「論語」為政から》人としてなすべきことと知りながら、それを実行しないのは勇気がないからである。
くさずり‐びき【草摺引き】
曽我五郎時致と朝比奈三郎義秀が鎧(よろい)の草摺を引き合って力比べをした故事。浄瑠璃・歌舞伎などに脚色され、特に歌舞伎舞踊の長唄「正札附根元草摺(しょうふだつきこんげんくさずり)」が有名。