ねこのめ‐そう【猫の目草】
ユキノシタ科の多年草。山中の湿地に生え、高さ5〜20センチ。茎は地をはい、葉は広卵形。3、4月ごろ、苞(ほう)をもつ黄色い小花が集まってつく。二つに裂けた果実は、猫の目を思わせる。《季 春》
ね‐ぼ・ける【寝惚ける】
[動カ下一][文]ねぼ・く[カ下二] 1 目が覚めたばかりでまだ頭がよくはたらかず、ぼんやりしている。「起き抜けの—・けた顔」 2 眠ったままの状態で起き上がって、無意識におかしな言動をする。「...
ぬか‐ぼ【糠穂】
イネ科の多年草。路傍に生え、高さ30〜40センチ。葉は線形。5、6月ごろ、茎の先に細い枝を輪生し、小穂を多数つける。
ぬれ‐おちば【濡れ落ち葉】
《濡れた落ち葉が地面に貼り付いて取れないさまから》仕事も趣味も仲間もなく、妻に頼りきって離れようとしない定年退職後の男。 [補説]平成元年(1989)ごろの流行語。
ヌミディア【Numidia】
古代、アフリカの北西部、現在のアルジェリア付近にあった地方名。前3世紀ごろ、ヌミディア王国が成立したが、のちローマ帝国の属州となった。
ぬれ‐ぎぬ【濡れ衣】
1 濡れた衣服。身に覚えのない罪をいうたとえ。「その疑いは—だ」 2 根拠のないうわさ。無実の浮き名。ぬれごろも。「憎からぬ人ゆゑは、—をだに着まほしがる類もあなればにや」〈源・紅葉賀〉
ねい【寧】
[常用漢字] [音]ネイ(漢) ニョウ(ニャウ)(呉) [訓]むしろ 1 安らかに落ち着いている。「寧歳・寧日/安寧」 2 ねんごろ。「丁寧」 [名のり]さだ・しず・やす・やすし
ね【子】
1 十二支の一で、その1番目。 2 方角の名。北。 3 時刻の名。今の夜中の12時ごろ、およびその後の2時間。または夜中の12時前後の2時間。 4 1にあたる年や日。 5 陰暦11月の異称。
ねびきのまつ【根曳の松】
地歌・箏曲。手事物(てごともの)。松本一翁作詞、三橋勾当作曲。文化・文政(1804〜1830)ごろ成立。上方の初春の情景をうたったもの。
ねもと‐しゃくなげ【根本石南花】
ツツジ科の常緑低木。ハクサンシャクナゲの八重咲き品種。北海道・本州北部の高山帯に自生。7月ごろ、白色から淡紅色の花を開く。