ささ‐やぐら【笹櫓】
江戸時代、小芝居のこと。江戸三座以外の芝居。官許の大芝居が表に櫓(やぐら)を設けたのに対して、それを許されない小規模の劇場が、代わりに笹を目印として立てたところからいう。
ささやけ‐びと【細やけ人】
小柄な人。「宣旨の君は、—の、いと細やかにそびえて」〈紫式部日記〉
ささ‐やぶ【笹藪】
笹が乱雑に密生している所。また、竹藪。
ささやま【篠山】
兵庫県東部にあった市。令和元年(2019)5月1日より丹波篠山(たんばささやま)市に改称。→丹波篠山
ささやま‐し【篠山市】
⇒篠山
ささやま‐ぼんち【篠山盆地】
兵庫県東部に東西に細長く広がる構造盆地。中国山地最東端の丹波高地内にある。東西16キロメートル、南北6キロメートル。南部は加古川支流の篠山川流域で、段丘と沖積地からなる。中西部は県下最大の早場米...
ささ‐ゆ【酒湯/笹湯】
江戸時代、疱瘡(ほうそう)が治ったあとの子供に浴びさせた、酒をまぜた湯。また、その湯を浴びること。笹の葉を湯に浸してふりかけたともいう。さかゆ。
ささ・ゆ【支ゆ】
[動ヤ下二]《「ささ(支)う」が室町時代以降ヤ行に転じて用いられた語。終止形は「支ゆる」となる例が多い》「支える」に同じ。「—・ゆる奴原はりのけ蹴殺し」〈浄・先代萩〉
ささ‐ゆり【笹百合】
ユリ科の多年草。本州中部地方以西に自生。初夏、桃色や白色の花をつける。園芸品種が多く作られている。さゆり。《季 夏》
ささ‐ら【細】
[名]「細形(ささらがた)」の略。「—の御帯(みおび)の結び垂れ」〈継体紀・歌謡〉
[語素]《「さざら」とも》細かい、小さい、わずかな、などの意を表す。ささ。さざれ。「—石」「—波」「—荻」