おきて【掟】
《動詞「おき(掟)つ」の連用形から》 1 守るべきものとしてすでに定められている事柄。その社会の定め。決まり。また、法律。法度(はっと)。「家の—」「—に背く」 2 かねてからの心づもり。計画。...
かかり【係(り)】
《「掛かり」と同語源》 1 (「掛かり」とも書く)組織の中である仕事を専門に担当すること。また、その人。「—の者が応対する」「案内—」 2 文法用語。 ㋐助詞が、それを受けて結ぶ文末に影響を及ぼ...
かきあげ‐じろ【掻き揚げ城】
土をかきあげて、手軽く築きあげた城。かきあげ。「おろそかに構へたる城を、—と言ふ」〈武家名目抄〉
かげろう【蜉蝣/蜻蛉】
1 《飛ぶ姿が陽炎(かげろう)の立ちのぼるさまに似ているところからの名》カゲロウ目の昆虫の総称。体は繊細で、腹端に長い尾が2、3本ある。翅(はね)は透明で、幅の広い三角形。夏、水辺の近くの空...
かず・う【数ふ】
[動ハ下二]かぞえる。「大乗(だいぞう)そしりたる罪にも—・へたるかし」〈源・常夏〉
か‐ぶん【過分】
[名・形動] 1 分に過ぎた扱いを受けること。また、そのさま。多く、謙遜しながら感謝を表す場合に用いる。「—な(の)頂き物をする」 2 態度や振る舞いが、分際をわきまえないこと。また、そのさま。...
か‐もつ【貨物】
1 貨車・船舶・トラックなどで輸送する物資。 2 「貨物列車」の略。「—が通る」 3 品物。荷物。かぶつ。「おみや母子への土産にとて、浜にて整へたる『形なき—』」〈逍遥・内地雑居未来之夢〉
くち‐きき【口利き】
1 間に立って紹介や世話をすること。また、その人。「友人の—で就職先が決まる」 2 交渉や談判などのうまい人。紛争の仲裁などに幅を利かせている人。「近所第一の—にて」〈露伴・いさなとり〉 3 弁...
こっ‐ぽう【骨法】
1 骨組み。骨格。 2 根本となる規定。また、基礎となる枠組み。「最新技術の—を将来する」 3 芸道などの急所となる心得。こつ。「師の芸の—を会得する」 4 礼儀や故実の作法。「礼儀—弁(わきま...
さし‐は・う【指し延ふ/差し延ふ】
[動ハ下二]特にそれと目指して行う。わざわざする。「—・へたる御文(ふみ)にはあらで」〈源・空蝉〉