ふ‐あんしん【不安心】
[名・形動]「不安」に同じ。「俺がそんな—な人間に見えるかね」〈志賀・好人物の夫婦〉
ふあん‐しんけいしょう【不安神経症】
⇒不安障害
ふ‐あんてい【不安定】
[名・形動]安定しないこと。状態が一定していないこと。また、そのさま。「収入が—だ」「—な政権」「大気の状態が—です」
ふあんてい‐かく【不安定核】
β崩壊によって粒子を放出したり、核分裂を起こしたりして他の核種に転換する原子核。→安定核
ふあんてい‐せん【不安定線】
寒冷前線の前方の暖域内にしばしば発生する、対流活動の活発な帯状の地域。激しい雷雨・突風などを伴う。
ふあんてい‐の‐つりあい【不安定の釣(り)合い】
一応は力の釣り合いがとれて静止しているが、わずかの変化でそれが崩れてもとに戻らなくなるような状態。円錐体を平面上に逆さに立てた場合など。
ふ‐あんない【不案内】
[名・形動] 1 細かいようすや事情がよくわからないこと。また、そのさま。「—な土地」 2 その方面の心得があまりないこと。また、そのさま。「株にはまったく—です」
ふあんなうぶごえ【不安な産声】
土屋隆夫の長編推理小説。平成元年(1989)刊。人工授精をテーマとした作品。検事の千草泰輔を主人公とする推理小説シリーズのひとつ。
ふあん‐の‐ぶんがく【不安の文学】
昭和10年(1935)前後、ファッショ化による社会的不安と知識人の精神的危機を克服しようとした文学上の傾向。三木清らの著述やシェストフの「悲劇の哲学」の訳出など。
ふ‐い【不意】
[名・形動]思いがけないこと。突然であること。また、そのさま。だしぬけ。「—の出来事」「—に現れる」 →突然[用法]