出典:gooニュース
名人戦第2局 永瀬九段が仕掛け千日手打開 藤井名人、長考で応じる
永瀬九段の封じ手(62手目)は、千日手回避を目指した8五歩だった。 前日に続いて羽田空港は好天に恵まれ、対局室の窓からは滑走路越しに富士山も姿をのぞかせた。 1日目は角換わりで前例の少ない陣形を敷いた後手番の永瀬九段が飛車だけを動かして攻めを待ち受け、藤井名人が戦いの仕掛けどころに苦慮して千日手模様が続いたまま封じ手になった。
千日手含みの永瀬拓矢九段への対応は 第2局初日終了
30日午前9時から再開される2日目は、千日手含みの指し手を見せる永瀬に対し、藤井がどう対応するかが注目される。持ち時間各9時間のうち、初日の消費時間は藤井が4時間38分、永瀬が3時間16分。2日目は藤井が4時間22分、永瀬は5時間44分の残り時間で戦う。
藤井名人 57手目で千日手を回避 名人戦第2局1日目 永瀬九段は8手目に師匠譲り?の角上がり
午後は51手目と55手目が同じ駒の配置で、千日手の可能性があった。同一局面4回で千日手となり、先手後手を入れ替えて指し直すが、指し直しとなれば後手番になる藤井が57手目で打開した。 それでも本格的な戦いが起こることなく封じ手になった。
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