くじき【旧事紀】
平安時代の史書。10巻。著者未詳。序に蘇我馬子らの撰とあるが、大同年間(806〜810)以後、承平6年(936)以前の成立とされる。神代から推古天皇までの歴史を述べたもの。先代旧事本紀(くじほん...
くだっ‐て【下って/降って】
[接]《「くだりて」の音変化》 1 書簡文やあいさつで、自分のことを述べはじめるときに用いて、謙譲の気持ちを表す語。「—小生無事回復いたしましたのでご安心ください」 2 物事を並べるとき、少し価...
くち‐あけ【口開け/口明け】
1 物の口を開けること。また、その時。くちきり。 2 物事・商売などのしはじめ。かわきり。「旦那、—です、廓(なか)までお安く参りましょう」〈荷風・祝盃〉 3 山・磯などの共有地の利用の禁を解く...
くち‐がき【口書(き)】
1 筆を口にくわえて書や画をかくこと。 2 手紙などの書き出し。はしがき。序言。 3 江戸時代、被疑者などの供述を記録したもの。足軽以下、百姓・町人に限っていい、武士の場合は口上(こうじょう)書...
くち‐まく【口幕】
芝居で、最初の一幕。序幕。
くみ‐あわせ【組(み)合(わ)せ】
1 組み合わせること。また、組み合わせたもの。「色の—を変える」「準決勝の—が決まる」 2 数学で、n個の異なるものの中から、順序を考えないでr個のものを取り出して作った組。その総数をnCrで表...
く・む【組む】
[動マ五(四)] 1 ㋐がっちりと、互いのからだに取りつき合う。取り組む。「四つに—・む」 ㋑同じ目的で何かをするために仲間になる。組になる。「彼と—・んで事業を始める」 2 ㋐ものを互い違いに...
くら‐い【位】
《「座(くら)」に「居る」意から》 1 定められた序列の中での位置。地位。 ㋐皇帝・国王などの地位。皇位。王位。帝位。「—に即(つ)く」「—を譲る」 ㋑官職などにおける身分の段階。等級。「三位(...
くらい‐づけ【位付け】
1 等級や順序をつけること。品定め。 2 数の位を決めること。位取り。 3 近世、田畑の等級を定めたこと。それに応じて納税規準を定めた。 4 近世、役者評判記に用いられた歌舞伎役者の技芸に対する...
くり【繰り】
1 糸などを繰ること。 2 (ふつう「クリ」と書く)謡曲の節の一。基本的な音の中では最も高い音階名。 3 (ふつう「クリ」と書く)謡曲で、曲(くせ)の序章にあたる、拍子に合わない謡の部分。初めの...