あおばな‐がみ【青花紙】
ツユクサの花の青い絞り汁をしみこませた和紙。すぐ脱色できることから、友禅・描(か)き更紗(さらさ)・絞り染めなどの下絵描きに用いる。藍紙(あいがみ)。藍花紙。縹紙(はなだがみ)。
あか‐ざけ【赤酒】
灰持酒(あくもちざけ)の一。腐敗を防ぐため、発酵後、しぼる前に灰汁(あく)を加えてつくる赤い酒。甘みが強く、祝い事の酒や屠蘇(とそ)として飲むほか、調味料にする。熊本県の特産。灰酒(あくざけ)。
あかし‐やき【明石焼(き)】
1 兵庫県明石市とその周辺で産する陶器。 2 鶏卵にだし汁・小麦粉・浮粉・タコを加え、丸いくぼみのある鉄鍋で球状に焼いたもの。だし汁につけて食べる。兵庫県明石市の名物で、当地では玉子焼きと呼ぶ。
あか‐だし【赤出し】
赤味噌、特に八丁味噌で作った味噌汁。元来は関西地方での呼び名。
あく【灰汁】
1 植物を焼いた灰を水に浸して得る上澄み液。アルカリ性を示し、古来、洗剤・漂白剤として、また染色などに用いる。 2 山菜や野草などに含まれる、渋み・えぐみなどのもとになる成分。「ウドの—を抜く」...
あく‐あらい【灰汁洗い】
[名](スル)柱・天井・縁側・板塀などの汚れを灰汁で洗って取り除くこと。
あく‐いろ【灰汁色】
灰汁1のような、灰色がかった黄色。
あく‐おけ【灰汁桶】
洗濯や染め物に使う灰汁を取る桶。灰と水を入れ、桶の下の口から灰汁が落ちる仕掛けになったもの。
灰汁(あく)が強(つよ)・い
1 山菜などに灰汁2が多く含まれている。「ゴボウは—・い」 2 一般に受け入れられにくいような、強い個性がある。「—・い俳優」
あく‐に【灰汁煮】
[名](スル)灰汁1を加えて野菜などを煮ること。あく抜きができ、煮えにくいものが煮えやすくなる。