わたらい‐ごと【渡らひ事】
生活のためにする仕事。生業。「人の田、畑つくり、商ひし、労して貯へ、—すれば」〈宇津保・祭の使〉
わたり‐どり【渡り鳥】
1 繁殖する地域と非繁殖期を過ごす地域とが離れていて、毎年決まった季節にその間を往復移動する鳥。ふつう南北方向に移動し、日本では、越冬するカモ・ハクチョウなどの冬鳥、繁殖するツバメ・カッコウなど...
わに【鰐】
1 ワニ目の爬虫(はちゅう)類の総称。大形のものは全長7メートルに達し、胴がやや平たく、尾が強大。体表は硬い鱗板(りんばん)で覆われ、吻(ふん)は長く伸び、大きく鋭い歯が並ぶ。瞳孔は縦長。水中生...
わび【侘び】
《動詞「わ(侘)びる」の連用形から》 1 茶道・俳諧などにおける美的理念の一。簡素の中に見いだされる清澄・閑寂な趣。中世以降に形成された美意識で、特に茶の湯で重視された。→寂(さび) 2 閑寂な...
わびし・い【侘しい】
[形][文]わび・し[シク] 1 ひどくもの静かでさびしい。「人里離れた—・い田舎」 2 心が慰められないさま。心細い。「ひとり—・く夕食をとる」「—・い下宿生活」 3 貧しくてあわれなさま。み...
ワーカーズ‐コレクティブ【workers' collective】
地域の住民が共同で出資し、全員が対等な立場で、経営に参加しながら、地域社会に必要なものやサービスを提供する事業体。営利を第一目的とせず、地域社会に貢献する事業を行う。日本では1980年代に生活協...
ワーキング‐プアー【working poor】
フルタイムで働いているが、生活保護水準以下の収入しか得られない人々のこと。賃金が安く生活の維持が困難な就労者層のこと。統計を取るための正式な定義はまだない。働く貧困層。→ハウジングプアー
ワークライフ‐バランス【work-life balance】
やりがいのある仕事と充実した私生活を両立させるという考え方。仕事と生活の調和。企業はこの実現のために、フレックスタイム、育児・介護のための時短、在宅勤務、テレワークなどを導入している。WLB。
ワーニャおじさん【ワーニャ伯父さん】
《原題、(ロシア)Dyadya Vanya》チェーホフの戯曲。4幕。1897年初演。ロシアの田園で、領地の経営に献身して裏切られた伯父ワーニャと、失恋に傷つきながらも伯父を慰める姪ソーニャの生活...