しちや‐まち【七夜待】
密教で、毎月17日の夜から23日夜までの7夜を、聖(しょう)観音・千手観音・馬頭観音・十一面観音・准胝(じゅんでい)観音・如意輪観音・勢至菩薩(せいしぼさつ)を本尊として順次に祭り、祈願成就を求...
しどうじ【志度寺/志渡寺】
浄瑠璃「花上野誉石碑(はなのうえのほまれのいしぶみ)」の四段目の通称。田宮坊太郎の乳母お辻が、わが身を捧げて、坊太郎の敵討ち成就を金毘羅(こんぴら)権現に祈願する場面。歌舞伎では「しどでら」。
しほう‐べに【四方紅】
鏡餅をのせる色紙で、四方を紅で縁取ったもの。天地四方を拝して災いを払い、一年の繁栄を祈願するものとされる。 [補説]ない場合は、奉書紙で代用する。
しゅりょう‐ぎれい【狩猟儀礼】
狩猟に際して行われる儀礼で、豊猟を祈願したり、獲物を神に感謝したりするもの。矢開き・血祭り・毛祭りなど。
しょう‐しゅ【椒酒】
サンショウの実とカシワの葉を入れた酒。元日に服用して長寿を祈願する。
しょうじん‐けっさい【精進潔斎】
[名](スル)肉食を断ち、行いを慎んで身を清めること。「—して祈願する」
しんしょう‐じ【新勝寺】
千葉県成田市にある真言宗智山派の大本山。山号は成田山。平将門(たいらのまさかど)の乱を鎮めるため、僧寛朝が勅命によって神護寺の不動明王像を下総(しもうさ)に奉じて祈願、乱平定の天慶3年(940)...
しん‐やくしじ【新薬師寺】
奈良市高畑町にある華厳宗の別格本山。山号は日輪山。天平19年(747)光明皇后が聖武天皇の病気平癒を祈願して建立したと伝える。開山は行基。奈良時代末期の遺構をとどめる本堂や薬師如来坐像・十二神将...
じ‐かく【寺格】
寺の格式。勅願寺・祈願寺・門跡(もんぜき)寺院、また、本山・別院・末寺などの類。
じゅ‐がん【呪願】
《「しゅがん」とも》法会または食事の時に、施主の願意を述べ、幸福などを祈ること。また、その祈願の文章。