や‐ろう
[連語]《「やらん」の音変化》体言、活用語の連体形、一部の副詞・助詞などに付く。 1 推量、または疑問を含んだ推量を表す。…(の)だろう。…(の)だろうか。「上の林に鳥が棲(す)む—花が散り候」...
ゆ・う【言う/云う/謂う】
[動ワ五(ハ四)]「い(言)う」の終止・連体形を「ユー」と発音するところから、「ゆ」が語幹と意識されてできた語形。終止・連体形以外で「ゆわない」「ゆった」などと言うこともあるが、本来の言い方ではない。
ゆえ【故】
1 事の起こるわけ。理由。原因。「—あって母方の姓を継ぐ」「—のないいらだち」「—ありげな顔」 2 りっぱな経歴。由緒(ゆいしょ)。来歴。「—ある家の出」 3 趣。風情。「前栽などもをかしく—を...
ゆこ【行こ】
動詞「行く」の連体形にあたる上代東国方言。「—先に波なとゑらひ後(しるへ)には子をと妻をと置きてとも来(き)ぬ」〈万・四三八五〉
ゆり
[格助]《上代語》名詞・活用語の連体形に付く。動作・作用の起点を表す。…から。→ゆ →よ →より「かしこきや命(みこと)被(かがふ)り明日—や草(かえ)が共(むた)(=カヤトトモニ)寝む妹(いむ...
ようだ【様だ】
[助動][ようだろ|ようだっ・ようで・ように|ようだ|ような|ようなら|○]用言、助動詞「れる」「られる」「せる」「させる」「ない」「たい」「らしい」「ます」の連体形、体言、一部の副詞に格助詞「...
ようです【様です】
[助動][ようでしょ|ようでし|ようです|○|○|○]用言、助動詞「れる」「られる」「せる」「させる」「ない」「たい」「らしい」「ます」の連体形、体言や一部の副詞に格助詞「の」の付いた形、コソア...
よう◦なり【様なり】
[連語]《形式名詞「よう」+断定の助動詞「なり」》活用語の連体形、体言に助詞「の」「が」を添えたものに付く。 1 ある事物の性質・状態が他の事物に似ている意を表す。「荒れぬ日なく降り積む雪にうち...
よか【良か/善か】
1 (九州地方で)形容詞「よい」の連用形・終止形・連体形の音変化。「それで—」「—天気」 2 形容詞「よし」の未然形「よけ」の上代東国方言。「伊香保ろの沿ひの榛原(はりはら)ねもころに奥をなかね...
より
[格助]名詞、活用語の連体形、副詞、一部の助詞などに付く。 1 比較の標準・基準を表す。「思った—若い」「以前—腕があがった」「おなじ程、それ—下﨟(げらふ)の更衣たちは、まして安からず」〈源・...