いんぜい‐ねんぶつ【引声念仏】
ゆるやかな曲調で阿弥陀仏の名号を唱えること。
え‐こう【回向/廻向】
[名](スル)仏語。 1 死者の成仏を願って仏事供養をすること。「冥福を祈って—する」 2 自分の修めた功徳(くどく)を他にも差し向け、自他ともに悟りを得るための助けとすること。 3 浄土真宗で...
おうじょう‐こう【往生講】
極楽往生を願って阿弥陀仏を念ずる仏事。
おうそう‐えこう【往相回向】
みずから積んだ功徳をすべての人にも施して、ともに浄土に往生しようと願うこと。真宗では、そのような往生の手だては阿弥陀仏の本願の力によるとする。⇔還相回向(げんそうえこう)。
おう‐ちょう【横超】
仏語。阿弥陀仏の本願の力によって迷いの世界を跳び越えて、浄土に往生すること。真宗の説く、他力浄土門の中の絶対他力の教えをいう。
お‐だぶつ【御陀仏】
《往生際に阿弥陀仏(あみだぶつ)の名を唱える意から》 1 死ぬこと。「この高さから落ちたら—だ」 2 物事がだめになること。また、失敗に終わること。「計画が—になる」
お‐むかえ【御迎え】
[名](スル) 1 迎えることを丁寧にいう語。また、迎える人を敬って、その人を迎えることをいう語。「—にあがりました」「賓客を—する」 2 盂蘭盆(うらぼん)に祖先の精霊を迎えること。また、その...
かんぜおん‐ぼさつ【観世音菩薩】
《(梵)Avalokiteśvaraの訳》世の人々の音声を観じて、その苦悩から救済する菩薩。人々の姿に応じて大慈悲を行ずるところから千変万化の相となるといい、その姿は六観音・三十三観音などに表さ...
かんとう‐じゅうはちだんりん【関東十八檀林】
江戸幕府が定めた、関東における浄土宗の僧の学問所としての18の寺院。阿弥陀仏の第十八願にちなむといわれる。増上寺・霊山寺・伝通院・幡随院・霊巌寺・光明寺・勝願寺・蓮馨寺・大善寺・浄国寺・常福寺・...
かんねん‐ねんぶつ【観念念仏】
阿弥陀仏や浄土を観想すること。観想念仏。→口称(くしょう)念仏