あらわ【露/顕】
[形動][文][ナリ] 1 むき出しであるさま。はっきりと見えるさま。「肌も—な服」 2 物事が公になるさま。表面化するさま。「矛盾が—になる」「内情が—になる」 3 気持ちなどを、隠さずに公然...
あらわ・す【現す〔現わす〕/表す〔表わす〕/顕す】
[動サ五(四)] 1 (現す)今まで見えなかったものを外に出して見えるようにする。実態を明らかにする。「姿を—・す」「正体を—・す」 2 (表す)心に思っていること、考えていることなどを、表情・...
あらわ・る【現る/表る/顕る】
[動ラ下二]「あらわれる」の文語形。
あらわれ【現れ〔現われ〕/表れ〔表われ〕/顕れ】
あらわれること。また、あらわれたもの。「日ごろの努力の—だ」「素朴な地方色の—」
あらわ・れる【現れる〔現われる〕/表れる〔表われる〕/顕れる】
[動ラ下一][文]あらは・る[ラ下二] 1 (現れる)今までなかったものが姿を見せる。「彗星(すいせい)のごとく—・れる」「雲間から太陽が—・れる」 2 (表れる)隠れていたものが表面に出てくる...
うつ・し【現し/顕し】
[形シク]《「うつつ」と同語源》 1 現実にこの世に生きている。「葦原の中つ国にあらゆる—・しき青人草」〈記・上〉 2 正気である。気が確かである。「春の日のうら悲しきにおくれゐて君に恋ひつつ—...
け‐しょう【顕証】
[名・形動ナリ]「けんしょう」の撥音の無表記。「勢ひ殊(こと)に住み満ち給へれば、—に人しげくもあるべし」〈源・玉鬘〉
け‐そう【顕証】
[名・形動ナリ]《「そう」は「しょう」の直音表記》「けんしょう(顕証)」に同じ。「あなたはいと—なれば、この奥にやをらすべりとどまりてゐたり」〈紫式部日記〉
けん【顕】
1 あきらかであること。また、あらわれること。「—にして晦、肯定にして否定」〈芥川・侏儒の言葉〉 2 「顕教(けんぎょう)」の略。
けん【顕〔顯〕】
[常用漢字] [音]ケン(呉)(漢) [訓]あきらか あらわ あらわれる あらわす 1 はっきり目立つ。あきらか。「顕現・顕在・顕示・顕著/隠顕」 2 隠れたものを明らかにする。あらわす。「顕彰...