いっし‐そうでん【一子相伝】
学問・技芸などの奥義・秘法を自分の子の中の一人だけに伝えること。
いっぺん‐とう【一辺倒】
特定の対象だけに心を傾けて、他は顧みないこと。「アメリカ—の政策」「夏はもっぱらビール—だ」 [補説]第二次大戦後、毛沢東の論文で使われ流行した語。
いってん‐ばり【一点張り】
1 賭け事で同じ所だけに金銭をかけること。 2 他の事を顧みず、その事だけを押し通すこと。「勉強—の生活」「わからないの—でその場をしのぐ」
いっ‐ぽん【一本】
1 細長い物一つ。また、電話・手紙などについてもいう。「—の便りもない」→本(ほん) 2 ㋐一冊または一部の書物。 ㋑ある書物。異本。別の本。「—に曰(いわ)く」 3 柔道・剣道などで、完全に技...
いちやく‐がしら【一役首】
文楽人形で、その役のためだけにつくられた首(かしら)。景清(かげきよ)や玉藻の前など。 [補説]文楽ではふつう、一つの首をさまざまな役に使い回す。役の傾向により源太・文七・岩藤などの名がつけられ...
ウィスパリング【whispering】
《原義は「ささやき」》通訳の方式の一。聞き手のそばに通訳者がついて、その人だけに内容を伝えること。
いれ‐ことば【入れ詞】
ある語を構成する各音ごとに他の音をはさみこみ、特定の人だけに通じるようにした一種の隠語。例えば、「やきもち」に「し」を入れて「やしきしもしちし」、「かね(金)」にカ行同段の音を入れて「かかねけ」...
いっ‐さんまい【一三昧】
1 仏語。雑念を去り一心に修行に専念すること。 2 ほかのことに構わず、一つのことだけに心を用いること。「同伴(みちづれ)にはとんと構もせずに、—に樹の上へかけ上る」〈渡部温訳・伊蘇普物語〉
いちにち‐ばれ【一日晴】
1 儀式の服装などを、その日に限り、格式をこえて立派に飾ること。 2 その日、その時だけに用いるもの。ふだんと変わったもの。「—のかり小袖」〈浮・好色訓蒙図彙・上〉
うらじろ‐せいじ【裏白青磁】
表面だけに青磁釉(せいじゆう)を施した青磁。中国清(しん)代に作られた。うらじろで。