おもい‐ま・す【思ひ増す】
[動サ四] 1 ますます恋い焦がれる。「彦星の—・すらむことよりもみる我くるし夜のふけゆけば」〈拾遺・秋〉 2 他よりよいと思う。「待てといふに散らでしとまるものならば何を桜に—・さまし」〈古今...
おりゃら◦します
[連語]《動詞「おりゃる」の未然形+尊敬の助動詞「します」》 1 「ある」の尊敬語で、補助動詞的に用いる。…でいらっしゃる。「清水の観音は、妻観音に—◦します」〈虎明狂・瞽女座頭〉 2 「ある」...
おれ‐こま・す【折れ込ます】
[動サ四]妊娠させる。「泊客に来てゐた娘と出来て、—・したもんだから」〈滑・浮世床・二〉
おわしま・す【御座します】
[動サ四]《「おおまします」の音変化。「おわす」よりさらに敬意が高い》 1 「ある」「居る」の尊敬語。いらっしゃる。「東の五条に大后(おほきさい)の宮—・しける西の対に」〈伊勢・四〉 2 ものの...
カカオ‐マス【cacao mass】
発酵させたカカオ豆を焙煎(ばいせん)して種皮を取り除き、細かくすりつぶしたもの。これに砂糖や粉乳などを加えて練り固めるとチョコレートになる。また、カカオ脂やココアの原料とする。
かき‐すま・す【書き澄ます】
[動サ四]きちんと書く。念を入れて書く。「草(さう)がちなどにも戯(ざ)れ書かず、目やすく—・したり」〈源・初音〉
かき‐なます【掻き膾】
細く切った大根などを入れて作ったなます。
かき‐なます【柿膾】
大根なますに生柿または干し柿のせん切りをまぜたもの。あるいは、拍子木・さいの目切りにした柿を、合わせ酢に大根おろしを加えてあえたもの。《季 秋》
かぞう‐なます【和雑膾】
キス・サヨリ・カレイ・イカなどの切り身をまぜて、酒で割った酢や蓼酢(たです)で味つけしたなます。かんじょうなます。かんぞうなます。
金(かね)の轡(くつわ)を食(は)ま◦す
金銭を与えて口止めする。「—◦して反対意見をつぶす」