おもい‐き・る【思い切る】
[動ラ五(四)] 1 あきらめる。断念する。「画家になる夢を—・る」 2 決心する。覚悟する。「しばらく間を置いて、姉は—・ったように、言葉をつづけた」〈永井竜男・胡桃割り〉 →諦(あきら)める...
かく【覚〔覺〕】
[音]カク(呉)(漢) [訓]おぼえる さます さめる さとる [学習漢字]4年 1 外から来るものに触れて意識が起こる。意識。「感覚・幻覚・錯覚・視覚・触覚・知覚・聴覚・味覚」 2 今までわか...
覚悟(かくご)の前(まえ)
前もって心構えのできていること。覚悟の上。「そりゃ固(もと)より—だ」〈鏡花・夜行巡査〉
か・ける【賭ける】
[動カ下一][文]か・く[カ下二]《「掛ける」と同語源》 1 勝負事や当てっこなどで、勝った者、当たった者などが取る約束で金品などを出す。「トランプに金を—・ける」 2 当てっこなどで、そのほう...
糧(かて)を棄(す)て船(ふね)を沈(しず)む
《楚の項羽が鉅鹿(きょろく)の戦いで、川を渡るのに使った船を沈め、釜を壊し、小屋を焼いてから戦い、秦の軍に大勝した「史記」項羽本紀の故事から》決死の覚悟で戦いに臨むたとえ。
かん‐し【敢死】
死を覚悟すること。決死。「我輩—これに従い君側の奸を除き」〈染崎延房・近世紀聞〉
かん‐し【諫死】
[名](スル)死んでいさめること。また、死を覚悟していさめること。
かん‐ぜん【敢然】
[ト・タル][文][形動タリ]困難や危険を伴うことは覚悟のうえで、思い切って行うさま。「—と難局に立ち向かう」
かん‐ねん【観念】
[名](スル) 1 物事に対してもつ考え。「時間の—がない」「固定—」 2 あきらめて、状況を受け入れること。覚悟すること。「もうこれまでと—する」 3 哲学で、人間が意識の対象についてもつ、主...
観念(かんねん)の臍(ほぞ)を固(かた)・める
もはやこれまでとあきらめ、覚悟する。