かたら・う〔かたらふ〕【語らう】

の解説

［動ワ五（ハ四）］《動詞「かた（語）る」の未然形＋反復継続の助動詞「ふ」から》

1. １ 話し合う。むつまじく語り合う。「友と—・うひととき」

1. ２ 説得して味方にする。仲間に引き入れる。

   1. 「浪士等数百名を—・い」〈染崎延房・近世紀聞〉

1. ３ じょうずに頼み込む。言いくるめる。

   1. 「陰陽師 (おんやうじ) を—・ひて」〈宇治拾遺・二〉

1. ４ 親しく交際する。

   1. 「おのづから女房と—・ひ」〈大鏡・伊尹〉

1. ５ 男女が言い交わす。男女の関係を持つ。契る。

   1. 「みそかに—・ふわざもせざりければ」〈伊勢・六四〉

1. ６ 鳴く。

   1. 「郭公 (ほととぎす) —・ふ方や山のはに村雨過ぎて月ぞほのめく」〈玉葉集〉

[可能]かたらえる

類語

• 話し合う(はなしあう)
• 対話(たいわ)

出典：デジタル大辞泉（小学館）

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