なわ‐やすし【名和靖】
[1857〜1926]昆虫学者。岐阜の生まれ。明治29年(1896)名和昆虫研究所を岐阜市に設立、農作物害虫の駆除・予防を研究。翌年から月刊誌「昆虫世界」を発刊、これは昭和21年(1946)まで...
なんざん‐だいし【南山大師】
《南山すなわち高野山を開いたところから》空海の異称。
なんじょう‐のりお【南条範夫】
[1908〜2004]小説家。東京の生まれ。本名、古賀英正。武士の世の非情さを描いた時代小説で「残酷もの」ブームを巻き起こす。「灯台鬼」で直木賞受賞。他に「細香(さいこう)日記」「月影兵庫」シリ...
にき‐えつこ【仁木悦子】
[1928〜1986]推理作家。東京の生まれ。本名、二日市三重(ふつかいちみえ)。幼時にカリエスを発病、家庭で教育を受ける。「猫は知っていた」で江戸川乱歩賞を受賞。他に「林の中の家」「赤い猫」など。
ニコラウス‐クサヌス【Nicolaus Cusanus】
[1401〜1464]ドイツの神学者・哲学者。神秘主義と自然科学の調和を目ざす独自の哲学を説き、地球球体説を擁護し、近世への道を開いた先駆者といわれる。著「知ある無知」など。
にしかわ‐すけのぶ【西川祐信】
[1671〜1750]江戸中期の浮世絵師。京都の人。号、自得叟・文華堂など。西川派の祖。初め狩野派を学び、さらに大和絵画法を会得し、折衷した画風を確立。肉筆美人画を得意とした。また、絵本作家とし...
にちれん【日蓮】
[1222〜1282]鎌倉時代の僧。日蓮宗の開祖。安房(あわ)の人。12歳で清澄寺に入り天台宗などを学び、出家して蓮長と称した。比叡山などで修学ののち、建長5年(1253)「南無妙法蓮華経」の題...
にっちょう【日頂】
[1252〜1317]鎌倉中期の日蓮宗の僧。駿河の人。通称、伊予阿闍梨(あじゃり)。六老僧の一人。日蓮の没後、下総(しもうさ)真間の弘法寺(ぐほうじ)を管し、のち養父の日常と離別し故郷に退いた。
ニューマン【John Henry Newman】
[1801〜1890]英国の神学者。英国国教会の牧師からカトリックに改宗、枢機卿となる。万人が哲学や神学を知らなくても信仰に至ることができると説いた。著「アポロギア」。
ニーレンバーグ【Marshall Warren Nirenberg】
[1927〜2010]米国の生化学者。たんぱく質の合成に成功。人工RNAから人工ポリペプチドを得たことにより、遺伝情報の解読に導いた。1968年、H=G=コラーナ・R=W=ホリーとともにノーベル...