せい‐せんかい【盛宣懐】
[1844〜1916]中国、清末の官僚資本家。武進(江蘇省)の人。字(あざな)は杏蓀(きょうそん)。李鴻章(りこうしょう)の下で、鉄道敷設事業などに尽力。のち、鉄道を担保に外国から借款を得るため...
せんとう‐てい【宣統帝】
[1906〜1967]中国、清朝最後(第12代)の皇帝。在位1908〜1912。名は溥儀(ふぎ)。辛亥(しんがい)革命で退位。満州事変後の1934年、日本に擁立されて満州国皇帝となり、康徳帝と称...
ぜんな【善阿】
鎌倉後期の連歌師。地下(じげ)連歌界の指導者として活躍。連歌式目の制定に寄与した。門下に救済(ぐさい)らがいる。生没年未詳。
そう‐こん【曹錕】
[1862〜1938]中国の政治家。天津の人。袁世凱(えんせいがい)とともに近代軍の創設に尽力。直隷(ちょくれい)派の巨頭で、袁の死後、1923年に大総統に就任したが、馮玉祥(ふうぎょくしょう)...
そ‐まんじゅ【蘇曼殊】
[1884〜1918]中国、清末・民国初期の詩人・文学者。横浜に生まれ、母は日本人。名は玄瑛(げんえい)、字(あざな)は子穀。曼殊は僧号。革命運動に参加。辛亥(しんがい)革命後は幻想的作風を示し...
そん‐ぶん【孫文】
[1866〜1925]中国革命の指導者・政治家。広東(カントン)省香山の人。字(あざな)は逸仙。号、中山。初め医師となったが、革命運動に入り、1894年興中会を組織、1905年、東京で中国革命同...
たいら‐の‐あつもり【平敦盛】
[1169〜1184]平安末期の武将。一ノ谷の戦いで熊谷直実(くまがいなおざね)に討たれた。従五位下だったが官職がなかったため、無官の大夫とも。
たかはし‐ゆいち【高橋由一】
[1828〜1894]洋画家。江戸の生まれ。初め川上冬崖(かわかみとうがい)、のちワーグマンに師事。明治6年(1873)私塾、天絵楼(てんかいろう)を創立。油彩による写実を追求。作「花魁(おいら...
たしろ‐さんき【田代三喜】
[1465〜1537]室町末期の医師。武蔵の人。号は範翁・廻翁など。後世方(ごせいほう)医学の祖。明(みん)に渡って医学を学び、帰国後は鎌倉、足利、古河と移って医療に従事。弟子に曲直瀬(まなせ)...
たに‐じちゅう【谷時中】
[1599〜1650]江戸初期の儒学者。土佐の人。名は素有。僧名、慈沖。一時、仏門に入ったが、還俗。南村梅軒に学び、南学派(土佐の朱子学派)を隆盛にした。門人に野中兼山・山崎闇斎らがいる。著「素...