えど‐はんだゆう【江戸半太夫】
[?〜1743]江戸中期の浄瑠璃の太夫。初世。江戸の人。貞享(1684〜1688)ごろに半太夫節を創始。操り芝居を興行。語り口が優美で人気を得た。のちに河東節の流行で衰えたが、名義は幕末まで7世...
オシアン【Ossian】
3世紀ごろのアイルランドの伝説的詩人。その作とされるものが英国の詩人マクファーソン[1736〜1796]により翻訳され、ヨーロッパ文壇に大きな反響を呼んだ。
おの‐ようこ【オノ・ヨーコ】
[1933〜 ]美術家・音楽家。本名ヨーコ=オノ=レノン(Yoko Ono Lennon)、日本名は小野洋子。昭和35年(1960)ごろからニューヨークで前衛芸術家として活動を開始。昭和44年(...
かいにち‐おう【戒日王】
7世紀ごろの、中インドのカニャークプジャ国の王。仏教を保護し、文学を奨励した。自ら梵語(ぼんご)の仏教戯曲「ナーガーナンダ」などを作った。ハルシャ。
かくばん【覚鑁】
[1095〜1144]平安後期の真言宗の僧。肥前の人。新義真言宗の開祖。また、伝法院流の祖。諡号(しごう)は興教大師。高野山に大伝法院・密厳院などを建立し、金剛峰寺とともに座主を兼ねたが、一山の...
かしょう【迦葉】
《(梵)Kāśyapaの音写》前5世紀ごろの人。釈迦(しゃか)十大弟子の一人。頭陀(ずだ)第一といわれた。婆羅門(バラモン)の出身で、釈迦の入滅後、教団を指導し、第1回の経典結集(けつじゅう)を...
かつらぎ‐の‐そつひこ【葛城襲津彦】
《古くは「かづらきのそつひこ」》4世紀後半ごろの豪族。大和の人。武内宿禰(たけのうちのすくね)の子。大和朝廷に仕え、その娘、磐之媛(いわのひめ)は仁徳天皇の皇后とされる。
かね‐もと【兼元】
⇒関孫六(せきのまごろく)
かわひがし‐へきごとう【河東碧梧桐】
[1873〜1937]俳人・書家。愛媛の生まれ。名は秉五郎(へいごろう)。正岡子規に師事。新傾向俳句を唱えた。荻原井泉水(おぎわらせいせんすい)らと「層雲」を創刊。のち、自由律に進んだ。著「三千...
カーリダーサ【Kālidāsa】
4世紀後半から5世紀初めごろのインドの詩人・劇作家。サンスクリット文学の代表者。叙事詩「ラグバンシャ」、叙情詩「メーガドゥータ」、戯曲「シャクンタラー」など。