おおいし‐まこと【大石真】
[1925〜1990]児童文学作家。埼玉の生まれ。出版社勤務のかたわら童話を執筆。「風信器」で児童文学者協会新人賞、「見えなくなったクロ」で小学館文学賞を受賞。他に「チョコレート戦争」「教室二〇...
おおした‐うだる【大下宇陀児】
[1896〜1966]推理作家。長野の生まれ。本名、木下竜夫。農商務省臨時窒素研究所に勤務するかたわら小説を執筆、「金口の巻煙草(まきたばこ)」を発表。「石の下の記録」で探偵作家クラブ賞(現、日...
おおしろ‐たつひろ【大城立裕】
[1925〜2020]小説家。沖縄の生まれ。米国軍占領下の沖縄で高校教師となり、のち琉球政府に勤務。沖縄史料編集所長、沖縄県立博物館長を務める。かたわら小説を執筆、「カクテル・パーティー」で芥川...
おおた‐ぎょくめい【太田玉茗】
[1871〜1927]詩人。埼玉の生まれ。本名、三村玄綱。僧職のかたわら叙情派詩人として知られ、田山花袋・国木田独歩らと「抒情詩」を刊行。
おおにし‐はじめ【大西祝】
[1864〜1900]哲学者。岡山の生まれ。号は操山。東京専門学校で哲学・倫理学などを講じるかたわら「六合雑誌」を編集。ドイツに留学。カントの批判主義的態度に立ち、理想主義の普及に貢献し、明治中...
おか‐おにたろう【岡鬼太郎】
[1872〜1943]劇作家・劇評家。東京の生まれ。本名、嘉太郎(よしたろう)。新聞記者のかたわら小説も執筆。2世市川左団次の信を得、明治座主事・松竹顧問。戯曲「小猿七之助」「今様薩摩歌」など。
おがた‐こうあん【緒方洪庵】
[1810〜1863]江戸後期の蘭学者・医者・教育者。備中の人。名は章。江戸・長崎で医学を学び、医業のかたわら蘭学塾(適塾)を開いて青年を教育。種痘の普及にも尽力し、日本における西洋医学の基礎を...
おの‐らんざん【小野蘭山】
[1729〜1810]江戸中期の本草(ほんぞう)学者。京都の人。名は職博(もとひろ)。松岡恕庵に学ぶ。幕命により江戸の医学館で講義するかたわら、諸国で薬草を採集。著「本草綱目啓蒙(ほんぞうこうも...
かわかみ‐すみお【川上澄生】
[1895〜1972]版画家。神奈川の生まれ。北アメリカを放浪して帰国後、教職のかたわら木版画を制作。異国趣味の作風で知られ、詩画集などの木版本を刊行。
かわさき‐ひろし【川崎洋】
[1930〜2004]詩人・放送作家。東京の生まれ。詩誌への投稿のかたわら昭和28年(1953)茨木のり子らと「櫂(かい)」を創刊。昭和32年(1957)から文筆活動に入る。詩やラジオドラマの執...