きむら‐しげなり【木村重成】
[?〜1615]近世初期の武将。長門守(ながとのかみ)。豊臣秀頼に仕え、大坂冬の陣で奮戦。和議の使者として、見事な進退を見せたという。大坂夏の陣で戦死。 塚原渋柿園の歴史小説。明治40年(1...
きょう‐こう【匡衡】
中国、前漢の学者。字(あざな)は稚圭(ちけい)。貧しくて灯油が買えず、壁に穴をあけて隣家の明かりで書を読み、学者となったという。「詩経」に通じ、礼制の改革を進言した。生没年未詳。
きんめい‐てんのう【欽明天皇】
[510〜571]第29代の天皇。継体天皇の皇子。名は天国排開広庭(あめくにおしはらきひろにわ)。在位中に百済(くだら)から仏教が伝来したという。
ギルバート【William Gilbert】
[1544〜1603]英国の医師・物理学者。磁気現象を実験的に研究し、地球が磁石であるという仮説を導入。磁気と区別して電気にエレクトリックの名称を与えた。磁気学の父とよばれる。著「磁石について」6巻。
くすみ‐もりかげ【久隅守景】
江戸初期の画家。江戸の人。号、無下斎・一陳翁。狩野探幽(かのうたんゆう)に師事、のち破門されたという。農民・庶民の風俗を描いた「夕顔棚納涼図」「耕作図」が有名。生没年未詳。
くだら‐の‐かわなり【百済河成】
[782〜853]平安初期の画家。百済からの渡来人の子孫で、姓は余(あぐり)。のち百済朝臣の姓を賜る。武官であったが、画技にすぐれた。作品は現存しないが、正史に名を残す最初の画家。今昔物語による...
くつ‐げん【屈原】
[前340ころ〜前278ころ]中国、戦国時代の楚(そ)の政治家・詩人。名は平。原は字(あざな)。楚の王族に生まれ、懐王に仕え内政・外交に活躍したが、讒言(ざんげん)により次の頃襄(けいじょう)王...
くにしげ【国重】
南北朝時代の刀工。山城長谷部派。正宗の門人という。生没年未詳。
くにみつ【国光】
鎌倉後期の刀工。粟田口国綱(あわたぐちくにつな)の子という。通称新藤五。法名、光心。鎌倉に住む。短刀の名人で、太刀は少ない。正宗はその弟子とされる。生没年未詳。 ⇒来国光(らいくにみつ)
くにむね【国宗】
鎌倉中期の刀工。備前道宗の孫、初代国真の子。通称備前三郎。京都を経て鎌倉に定住。新藤五国光はその弟子という。生没年未詳。