みやお‐とみこ【宮尾登美子】
[1926〜2014]小説家。高知の生まれ。高知の花柳界で成長した体験を生かした自伝的作品で人気を集める。「一絃(いちげん)の琴」で直木賞受賞。他に「櫂(かい)」「序の舞」「クレオパトラ」など。...
みやがわ‐こうざん【宮川香山】
[1842〜1916]陶芸家。京都の生まれ。横浜の太田町に築窯し、初めは薩摩ふうの錦手(にしきで)、のちに精巧な磁器を制作。→真葛焼(まくずやき)
みやがわ‐ちょうしゅん【宮川長春】
[1682〜1752ころ]江戸中期の浮世絵師。宮川派の祖。尾張の人と伝える。通称、長左衛門。菱川師宣(ひしかわもろのぶ)・懐月堂安度(かいげつどうあんど)などの影響を受け、肉筆画に専念、艶麗な美...
みやぎたに‐まさみつ【宮城谷昌光】
[1945〜 ]小説家。愛知の生まれ。本名、誠一。漢文への深い素養を生かし、古代中国を題材とした作品を多く発表している。「夏姫春秋」で直木賞受賞、「重耳(ちょうじ)」で芸術選奨受賞。他に「子産」...
みやぎ‐まりこ【宮城まり子】
[1927〜2020]歌手・女優。東京の生まれ。本名、本目(ほんめ)真理子。歌手としては「ガード下の靴みがき」などのヒット曲があり、女優としても映画や舞台などで幅広く活躍した。昭和43年(196...
みやぎ‐みちお【宮城道雄】
[1894〜1956]箏曲(そうきょく)演奏家・作曲家。兵庫の生まれ。7歳ごろ失明。尺八家吉田晴風らとともに新日本音楽運動を起こし、邦楽界の改新に努力。洋楽器との合奏などを試み、また、邦楽器の改...
みやぐち‐しづえ【宮口しづえ】
[1907〜1994]児童文学作家。長野の生まれ。木曽(きそ)馬籠(まごめ)の小学校教師を経て、同地の島崎藤村全集編纂室に勤務。作品は童話集「ミノスケのスキー帽」のほか、「ゲンと不動明王」「箱火...
みやけ‐かほ【三宅花圃】
[1869〜1943]歌人・小説家。東京の生まれ。本名、竜子。雪嶺の妻。中島歌子に和歌を学んだ。小説「藪(やぶ)の鶯(うぐいす)」「萩桔梗(はぎききょう)」など。
みやけ‐かんらん【三宅観瀾】
[1674〜1718]江戸中期の儒学者。京都の人。名は緝明(しゅうめい)。浅見絅斎(あさみけいさい)・木下順庵に学び、徳川光圀に招かれて「大日本史」の編纂に協力した。のち、幕臣として活躍。著「中...
みやけ‐こっき【三宅克己】
[1874〜1954]洋画家。徳島の生まれ。光風会の結成に参加。早くから水彩画に専念。