ペレス‐ガルドス【Benito Pérez Galdōs】
[1843〜1920]スペインの小説家。19世紀スペイン写実主義の代表者の一人。共和派代議士として専制政治に対抗したことでも知られる。著作に、19世紀のスペイン史を描いた歴史小説「国民挿話」など...
ほうじょう‐さねとき【北条実時】
[1224〜1276]鎌倉中期の武将。義時の孫。引付衆・評定衆を歴任して、執権を補佐。学問を好み、書籍を書写・収集して、晩年に建てた武蔵国金沢の称名寺に保管。蔵書は子孫によって一層拡充され、金沢...
ほそかわ‐ただおき【細川忠興】
[1563〜1646]安土桃山・江戸初期の武将。幽斎の長男。織田信長・豊臣秀吉に仕えたが、関ヶ原の戦いでは徳川方につき、軍功によって豊前(ぶぜん)小倉城主。のち、剃髪して号を三斎、法名を宗立と称...
ホブソン【John Atkinson Hobson】
[1858〜1940]英国の経済学者。富の分配の不平等によって過少消費・過剰貯蓄がもたらされると説き、資本主義を批判。また、帝国主義の分析や景気変動理論に貢献した。著「帝国主義論」「近代資本主義...
ホルクハイマー【Max Horkheimer】
[1895〜1973]ドイツの哲学者。フランクフルト学派の指導者。米国に亡命し、第二次大戦後、帰国。批判理論によって伝統的理論を批判。著「啓蒙の弁証法」(アドルノとの共著)「批判的理論」「道具的...
ポッパー【Karl Raimund Popper】
[1902〜1994]オーストリア生まれの英国の哲学者。科学方法論を「反証可能性」の理論によって展開。また、漸次的な社会工学の理念を提起した。著「科学的発見の論理」「歴史主義の貧困」など。ポパー。
マイヤーホーフ【Otto Fritz Meyerhof】
[1884〜1951]米国の生理化学者。ドイツ生まれ。ナチスに追われ渡米。筋肉における乳酸の生成などを研究し、筋収縮のエネルギーが解糖によって得られることを解明した。1922年ノーベル生理学医学...
マクシミリアン【Maximilian】
(1世)[1459〜1519]神聖ローマ皇帝。在位1493〜1519。婚姻政策によってハプスブルク家領を広げ、同家興隆の基礎を築いた。スイス諸州の独立を承認。
まさきよ【正清】
[1665〜1730]江戸中期の刀工。薩摩(さつま)の人。本名、宮原清右衛門。将軍徳川吉宗のために刀を鍛えた功によって主水正(もんどのしょう)を受領、その作に一葉葵を刻することを許された。
ますほ‐ざんこう【増穂残口】
[1655〜1742]江戸中期の神道家・国学者。豊後(ぶんご)の人。僧から還俗後、京都に出て神職となり、著述・講釈によって通俗神道を広めた。著「神路の天引草」「艶道通鑑」など。