さいこう【西光】
[?〜1177]平安後期の廷臣。俗名は藤原師光(ふじわらのもろみつ)。信西(しんぜい)に仕え、その没後出家。後白河法皇の近臣として活躍。鹿ヶ谷(ししがたに)で平氏討伐を謀ったが、発覚して刑死(鹿...
さいごう‐たかもり【西郷隆盛】
[1828〜1877]政治家。薩摩(さつま)の人。通称、吉之助。号、南洲。討幕の指導者として薩長同盟・戊辰戦争を遂行し、維新の三傑の一人と称された。新政府の参議・陸軍大将となったが、明治6年(...
さいごう‐つぐみち【西郷従道】
[1843〜1902]軍人・政治家。薩摩(さつま)の人。隆盛の弟。はじめ陸軍に属し、台湾出兵を行ったが、のち、海軍大将。海相・内相などを歴任。晩年、元帥となった。
さいしょ‐あつこ【税所敦子】
[1825〜1900]歌人。京都の生まれ。宮内省に出仕、皇后(昭憲皇太后)に歌道をもって仕えた。歌集「御垣(みかき)の下草」など。
さい‐じゅつ【崔述】
[1740〜1816]中国、清の学者。大名(河北省)の人。字(あざな)は武承。号、東壁。古代史を考証学的に研究した。著「洙泗考信録」など。
さいじょう‐なか【西条奈加】
[1964〜 ]小説家。北海道の生まれ。平成17年(2005)「金春屋(こんぱるや)ゴメス」で日本ファンタジーノベル大賞を受賞し作家デビュー。時代小説を中心に執筆、「心(うら)淋(さび)し川」で...
さいじょう‐やそ【西条八十】
[1892〜1970]詩人・フランス文学者。東京の生まれ。大学在学中から「早稲田文学」に作品を掲載。のち、「赤い鳥」に多数の童謡を発表。詩集「砂金」、童謡集「鸚鵡(おうむ)と時計」など。
さいちょう【最澄】
[767〜822]平安初期の僧。日本天台宗の開祖。近江(おうみ)の人。勅諡号、伝教大師。比叡山に入り、根本中堂を建立。延暦23年(804)空海とともに入唐し、翌年帰国。また、南都諸宗の学僧と対論...
さい‐ちょう【蔡暢】
[1900〜1990]中国の婦人革命家。湘郷(しょうきょう)(湖南省)の人。フランス留学中、中国共産党に入党。中国全国婦女連合会主席・党中央委員会委員などを歴任。ツァイ=チャン。
さいとう‐げっしん【斎藤月岑】
[1804〜1878]江戸末期の文人。江戸神田の名主。名は幸成(ゆきなり)。通称、市左衛門。和漢の学に通じ、祖父の撰、父の補修による「江戸名所図会」を刊行。著「武江年表」「東都歳事記」「声曲類纂...