トルストイ
《Lev Nikolaevich Tolstoy》[1828〜1910]ロシアの小説家・思想家。人間の良心とキリスト教的愛を背景に、人道主義的文学を樹立。晩年、放浪の旅に出て、病死。小説「戦争...
なみき‐しょうぞう【並木正三】
[1730〜1773]江戸中期の歌舞伎狂言作者。初世。大坂の人。並木宗輔の弟子。浄瑠璃の手法を応用した脚色と、奇抜な舞台装置で新生面を開いた。代表作「三十石艠始(さんじっこくよぶねのはじまり)」...
なみき‐そうすけ【並木宗輔】
[1695〜1751]江戸中期の浄瑠璃作者。大坂の人。別名、宗助・千柳。西沢一風の弟子。僧であったが、還俗して豊竹座および竹本座で立作者として執筆。竹田出雲・三好松洛との合作が多く、浄瑠璃全盛期...
なら‐としなが【奈良利寿】
[1667〜1737]江戸中期の装剣金工家。江戸の人。通称、太兵衛。奈良三作の一人。高肉彫り・色絵を得意とし、柄頭(つかがしら)の作が多い。
ならや‐もざえもん【奈良屋茂左衛門】
[?〜1714]江戸中期の豪商。江戸深川の材木商。日光東照宮の修築で巨富を積み、紀国屋文左衛門と並び称された。資産を継いだ子が吉原で豪遊した話は有名。
なりなが‐しんのう【成良親王】
[1326〜1344]後醍醐天皇の皇子。名は「なりよし」とも。建武の中興後、鎌倉に下向。上野(こうずけ)太守となり、続いて征夷大将軍となった。北朝の光明天皇の即位にあたり皇太子に立てられたが、ま...
なわ‐ろどう【那波魯堂】
[1727〜1789]江戸中期の儒学者。播磨(はりま)の人。活所の子孫で、姓は「なば」とも読む。岡白駒(おかはっく)に古学を学び、のち、朱子学に転じた。著「学問源流」「魯堂文集」。
なんか‐しんじん【南華真人】
中国の思想家、荘周の異称。唐の玄宗が追贈した称号。
なんがく‐えじょう【南岳懐譲】
[677〜744] 中国、唐代の禅僧。慧能に師事。湖南省南岳の般若寺に住み、独自の禅風を広めた。その法系から臨済・潙仰(いぎょう)などの宗派が生まれた。諡号(しごう)、大慧禅師。
にき‐えつこ【仁木悦子】
[1928〜1986]推理作家。東京の生まれ。本名、二日市三重(ふつかいちみえ)。幼時にカリエスを発病、家庭で教育を受ける。「猫は知っていた」で江戸川乱歩賞を受賞。他に「林の中の家」「赤い猫」など。