いわや‐さざなみ【巌谷小波】
[1870〜1933]児童文学者・俳人。東京の生まれ。本名、季雄(すえお)。別号、漣山人(さざなみさんじん)。尾崎紅葉らと硯友社(けんゆうしゃ)を結成。のち創作童話を発表。また、おとぎ話の口演に...
うたざわ‐やまとのだいじょう【歌沢大和大掾】
[1797〜1857]歌沢節の創始者。江戸の人。本名、笹本彦太郎。号、笹丸。安政4年(1857)嵯峨(さが)御所から掾号を受けて一流を樹立。
おおえまる【大江丸】
[1722〜1805]江戸後期の俳人。大坂の人。本名、安井政胤(やすいまさたね)。飛脚問屋を営む。大島蓼太(おおしまりょうた)に師事し、市井の人事句を得意とした。句文集に「俳懺悔」「俳諧袋」など...
おおとも‐の‐おおえまる【大伴大江丸】
⇒大江丸(おおえまる)
かつ‐かいしゅう【勝海舟】
[1823〜1899]幕末・明治時代の政治家。江戸の人。名は義邦、のち安芳(やすよし)。通称、麟太郎。安房守(あわのかみ)。蘭学・兵学を学び、万延元年(1860)幕府使節とともに、咸臨丸(かんり...
くまさか‐ちょうはん【熊坂長範】
平安末期の伝説的盗賊。奥州へ下る金売吉次を襲おうとして、美濃国赤坂(あるいは青墓(あおはか))の宿場で牛若丸に討たれたという。謡曲「熊坂」や浄瑠璃などに脚色されている。
くまわかまる【阿若丸】
熊王丸(くまおうまる)の異称。
こかじ【小鍛冶】
京都の刀工、三条小鍛冶宗近(むねちか)の通称。また、宗近およびその流れをくむ人たちが作った刀の称。→宗近 謡曲。五番目物。小鍛冶宗近が御剣奉納の勅を受け、稲荷明神の助けを借りて宝剣小狐丸(こ...
さねもり【真守】
平安時代の刀工。伯耆(ほうき)の人。安綱の子。平家の重宝「抜丸」の作者という。生没年未詳。
しばき‐よしこ【芝木好子】
[1914〜1991]小説家。東京の生まれ。本姓、大島。「青果の市」で芥川賞受賞。戦後、「洲崎(すさき)パラダイス」以下の連作で東京下町の特飲街を描く。他に自伝的三部作「湯葉」「隅田川」「丸の内...