えいらく‐てい【永楽帝】
[1360〜1424]中国、明の第3代皇帝。在位1402〜1424。太祖の第4子。名は朱棣(しゅてい)。靖難(せいなん)の変を起こして即位。諸王を抑え君主権を強化し、宦官(かんがん)を重用。のち...
おだか‐ともお【尾高朝雄】
[1899〜1956]法哲学者。朝鮮の生まれ。東大教授。国民主権と天皇制の調和を求め、また、マルクス主義法思想を批判。法哲学の啓蒙(けいもう)に尽力。
カニング【George Canning】
[1770〜1827]英国の政治家。各国の国民主権・民族自決の運動を支援、ウィーン反動体制に抵抗した。1827年、首相となるが4か月後に病没。
こむら‐じゅたろう【小村寿太郎】
[1855〜1911]政治家・外交官。宮崎の生まれ。外相となり、対英米協調を主軸に大陸進出を図る小村外交を確立。日英同盟締結、ポーツマス講和条約、韓国併合、関税自主権の回復に当たった。
しょうわ‐てんのう【昭和天皇】
[1901〜1989]第124代天皇。在位1926〜1989。大正天皇の第1皇子。名は裕仁(ひろひと)。大日本帝国憲法下では唯一の主権者として統治権を総攬(そうらん)したが、第二次大戦後、神格化...
たにかわ‐てつぞう【谷川徹三】
[1895〜1989]哲学者。愛知の生まれ。法政大総長。哲学で深い洞察を示す一方、宮沢賢治研究などの文学・芸術分野でも活躍。また、「人類主権」の立場からの平和運動でも著名。著「生の哲学」「茶の美...
デュギー【Léon Duguit】
[1859〜1928]フランスの公法学者。ボルドー大学教授。実証主義的立場から、法の現実的基盤を社会連帯に求めて国家の公共性を主張、国家主権の絶対性を否定した。著「私法変遷論」「公法変遷論」など。
ホッブズ【Thomas Hobbes】
[1588〜1679]英国の哲学者・政治思想家。自然主義・唯物論・唯名論の立場に立つ。政治論では、社会の自然状態を「万人の万人に対する戦い」ととらえ、人間は、相互に契約を結んで一つの意志に服従す...
ボーダン【Jean Bodin】
[1530〜1596]フランスの政治学者・思想家。主権を国家の絶対的・永続的権力と考察。宗教戦争の渦中にあって、王権による政治的統一と平和の回復を唱えた。著「国家論」など。
ルソー【Jean-Jacques Rousseau】
[1712〜1778]フランスの啓蒙思想家・小説家。スイス生まれ。「学問芸術論」で人為的文明社会を批判して自然にかえれと主張、「エミール」では知性偏重の教育を批判した。また、「社会契約論」では人...