しが‐なおや【志賀直哉】
[1883〜1971]小説家。宮城の生まれ。武者小路実篤らと雑誌「白樺」を創刊。強烈な自我意識と簡潔・明晰(めいせき)な文体によるリアリズム文学の傑作を書いた。文化勲章受章。小説「城の崎にて」...
シニョレリ【Luca Signorelli】
[1445ころ〜1523]イタリアの画家。厳格な画面構成と力動的な人体表現で知られる。
しば‐こうかん【司馬江漢】
[1747〜1818]江戸後期の洋風画家。江戸の人。本名、安藤吉次郎。別号、春波楼など。鈴木春信門下の浮世絵師となるが、のち写生体の漢画、美人画を描き、さらに平賀源内らの影響で洋風画に転じた。日...
しば‐たつと【司馬達等】
古代の渡来人。継体天皇のときに来日。蘇我馬子(そがのうまこ)と協力して仏教の興隆に努めた。仏師鞍作止利(くらつくりのとり)は、その孫。生没年未詳。
しばた‐れんざぶろう【柴田錬三郎】
[1917〜1978]小説家。岡山の生まれ。本姓、斎藤。スピード感あふれる文体で、自由な発想の時代小説を数多く執筆。剣豪小説で絶大な人気を集めた。「イエスの裔(すえ)」で直木賞受賞。他に「眠狂四...
しまづ‐ひさみつ【島津久光】
[1817〜1887]江戸末期の政治家。薩摩(さつま)の人。斉彬(なりあきら)の異母弟。忠義の父。斉彬の死後、子の忠義が藩主となったのちは藩政の実権を握った。藩内尊攘(そんじょう)派を弾圧して公...
シャルル【Jacques Alexandre César Charles】
[1746〜1823]フランスの物理学者。水素気球を考案し、自らこれを操縦。1787年に気体についての「シャルルの法則」を発見。
しゅ‐き【朱熹】
[1130〜1200]中国、南宋の思想家。婺源(ぶげん)(江西省)の人。字(あざな)は元晦(げんかい)・仲晦。号は紫陽・晦庵(かいあん)など。諡(おくりな)は文公。北宋の周敦頤(しゅうとんい)ら...
シュペングラー【Oswald Spengler】
[1880〜1936]ドイツの哲学者。形態学的方法論を世界史に応用し、歴史上の諸文化の有機体的生成・没落を説いた。主著「西洋の没落」は、第一次大戦後の危機意識に符合し、大きな反響を呼んだ。
シュペーマン【Hans Spemann】
[1869〜1941]ドイツの動物学者。イモリの胚(はい)の形成体の作用を発見し、実験発生学に功績を残した。1935年、ノーベル生理学医学賞受賞。