いわくら‐ともみ【岩倉具視】
[1825〜1883]公卿・政治家。京都の生まれ。幕末に公武合体を説き、のち、王政復古の実現に参画。明治維新後、右大臣。特命全権大使として欧米の文化・制度を視察。帰国後は内治策に努めた。明治憲法...
ウィリアム【William】
イングランド王。 (1世)[1027〜1087]在位1066〜1087。イングランドの王位継承権を主張し、ヘースティングズの戦いに勝って王位につき、ノルマン朝を創始。ノルマンディー公。征服王。...
ウィーラント【Heinrich Otto Wieland】
[1877〜1957]ドイツの有機化学者。胆汁酸の構造を研究。また、生体内の化学反応における脱水素反応説を提唱し、酸化説をとる、ワールブルクとの論争が有名。1927年、ノーベル化学賞受賞。
ウェッブ【Sidney James Webb】
[1859〜1947]英国の社会学者・政治家。フェビアン主義の理論家の一人。第一次大戦後の労働党内閣で商務相・植民地相を務めた。同じく社会学者の妻ベアトリスとの共著が多い。著「労働組合運動史」「...
ウェルフリン【Heinrich Wölfflin】
[1864〜1945]スイスの美術史家。時代・民族に固有の芸術様式の内的発展を究明し、比較様式史の概念を確立。著「美術史の基礎概念」など。
うえすぎ‐のりあき【上杉憲顕】
[1306〜1368]南北朝時代の武将。関東管領、伊豆・上野・越後守護。山内上杉氏の祖。観応(かんのう)の擾乱(じょうらん)で足利直義に与して高師冬(こうのもろふゆ)を亡ぼすが、足利尊氏と戦って...
うえはら‐ゆうさく【上原勇作】
[1856〜1933]元帥・陸軍大将。宮崎の生まれ。第二次西園寺(さいおんじ)内閣の陸軍大臣として、2個師団増設を強硬に要求して単独辞職、大正政変のきっかけをつくった。
うえむら‐しょうえん【上村松園】
[1875〜1949]女流日本画家。京都の生まれ。本名、津禰(つね)。竹内栖鳳(たけうちせいほう)などに師事し、四条派の伝統に近代的感覚を加えた画風を確立した。昭和23年(1948)女性初の文化...
うがき‐かずしげ【宇垣一成】
[1868〜1956]軍人・政治家。陸軍大将。岡山の生まれ。清浦・加藤・若槻(わかつき)内閣の陸相を務め、軍縮と軍の合理化・近代化を進めた。のち、朝鮮総督。昭和12年(1937)組閣の大命を受け...
うだがわ‐しんさい【宇田川榛斎】
[1770〜1835]江戸後期の蘭医。伊勢の人。本名、安岡璘。字(あざな)は玄真。玄随の養子。翻訳にすぐれ、「遠西医方名物考」「和蘭内景医範提綱」などを刊行。